おすすめ書籍紹介

チョムスキーと言語脳科学 #215

2019年5月26日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 チョムスキーと言語脳科学

【著者】  酒井邦嘉

【出版社】 インターナショナル新書

【価格】  ¥860+ 税

【購入】   こちら

当書籍紹介ブログは英語学習に関する書籍を紹介することを目的としていますが、直接的には英語学習には関係のない現代言語学の始祖であるノーム・チョムスキーの「生成文法理論」について書かれた書籍を今までも、いくつか紹介してきました。

それは、チョムスキーの理論が、そもそも英語を学ぶという姿勢の部分で非常に重要な示唆を与えてくれると考えたからです。

ただ、この理論は彼が現代言語学の始祖であると言われるくらい多くの言語学者に影響を与えている一方で、いまだそれを批判的にとらえる研究者も少なくないと言われています。

それは、言語学という従来「文系」学問と捉えられてきた分野において、彼が初めて「サイエンス」の手法を取り入れて、「理系」学問に転換させようとするところに、「文系」の側からも「理系」の側からも誤解されてしまう要素があったことに由来すると考えられます。

本書は、MITにおいて彼から直接の薫陶を受けた経験のある著者が、その誤解を解くために、「文系」と「理系」の垣根を飛び越え、学際的に彼の理論について解説することでその誤解を解こうとしたもののように私には捉えられました。

本書を読めば、深く理解することが難しい「生成文法理論」をかなり立体的に理解できるようになると思います。

 

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