おすすめ書籍紹介

お金と英語の非常識な関係(下) #166

2017年6月23日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 お金と英語の非常識な関係(下)

【著者】  神田 昌典

【出版社】 フォレスト出版

【価格】  ¥1,300 + 税

【購入】   こちら

#165でご紹介した「お金と英語の非常識な関係」の下巻です。

上巻に比べてかなりノウハウ本的な性質を帯びています。

特に、本書は「お金と英語」をトピックにしていますので、英語によって得た知識をお金に変える方法として、「洋書」の読み方について詳述しています。

著者ご自身が、ダイレクトマーケティングの第一人者で活躍されているわけですが、彼のその知識の源泉はまさに「洋書」だと言います。

ですが、彼は外交官を経験され、その後アメリカの名門ビジネススクールでMBAを取得されているわけですから、当然にして「洋書」から必要なノウハウを引き出す能力はあるでしょう。

しかし、彼が本書で主張しているのは、「洋書」を活用するために、英語を一生懸命に勉強しましょうということではありません。

「中学三年分の英語知識」があることを前提にはしますが、その限定された基礎力の中で必要なノウハウを抽出するために必要なことを詳しく解説してくれているのです。

つまり、ここで著者が言いたいのは、忙しい日本人ビジネスマンが、英語を武器に世界とのつながりをお金にしていくためには、「戦略的」に動かなければだめだということだと思います。

「戦略的」とは何か、「戦いを略す」わけですから、まずは自らがすでに持っている「英語力」すなわち、ほとんどの日本人ビジネスマンが持っているであろう「中学三年分の英語知識」をいかに活用するかを徹底的に考えることです。

多くの会社さんで、TOEICの目標点数を明示されて、点数を伸ばすための「語彙」や「長文読解」のトレーニングをやみくもに行うことは、決して「戦略的」ではありません。

自分が、会社から、社会から何を要求されているのかということを、きちんと把握し、それが自らの会社の商品をセールスすることだと思ったら、そのために必要なのは、TOEICの点数を伸ばすための「語彙」や「長文読解」のトレーニングではなく、今自分が持っている「知識」を使って、コミュニケーションをとるためのトレーニングをすべきでしょう。

また、自分がアメリカにはあるけど日本には存在していないノウハウを導入するビジネスをしたいと思ったのなら、同じようにそのために必要なのは、TOEICの点数を伸ばすための「語彙」や「長文読解」のトレーニングではなく、本書で著者が紹介している方法をとるべきでしょう。

とはいうものの、この本が出版された2004年と比べると、だいぶ「戦略的」な選択肢が増えてきたなということも感じてはいます。