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週刊ダイヤモンド 2019年3月16日号 #210

2019年3月14日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 週刊ダイヤモンド2019年3/16号

【出版社】 ダイヤモンド社

【価格】  ¥657+ 税

【購入】   こちら

「英語でのビジネスメールも電話も商談もなんとかこなせる。でも商談後に食事へ誘われると多岐にわたる話題についていけず、冷や汗もの―。そんな中級英語レベルのビジネスパーソンが英語でスピーチをしたり語り合ったりできる、ビジネス雑談力を手にするすべに迫った」雑誌企画です。

この雑談恐怖症になやむビジネスマンは多いと聞きます。

ビジネス、もっと言えば自分の業界という相手の反応のパターンが限定されている中での英語使用にとどまらない全方位的な「雑談」となると一気に難易度が高まるからです。

ただ、インド人が、英語ネイティブと比べたらその全方位的な「雑談」に対しては弱いはずなのに、そんなこと全く関係なく英語ネイティブが相手だろうがやり切ってしまっていることをどう説明したらよいのでしょうか。

このことを考えると、これはやはり英語力の問題だけではなく、日本人の「雑談」への姿勢にも問題があるのではないかという疑問が浮かんできます。

本誌では、それを力づくで強制しようとする三井物産の「スパルタ英語スピーチ道場」という方法を取り上げていますが、その中で印象的な一文がありましたので引用します。

「三井物産ではそれまでプレゼンテーションやネゴシエーションなど、ビジネススキルを中心に社員向けプログラムを実施してきたが、スピーキングプログラムは日本語でもなかった。英語でのスピーチや会話に苦手意識を持つものは多く、英語が上級レベルでも悩む者が少なくない。だから英語とスピーキングを組み合わせた研修に価値を見出したのである。」

ここで注視していただきたいのは、三井物産では「プレゼンテーション」や「ネゴシエーション」を英語力としてとらえているのではなく、ビジネススキルとして考えているということです。

ランゲッジ・ヴィレッジにおいても、プレゼンテーションの授業はありますが、正直申し上げてそれは本来的には私たち語学研修事業者が行うべきものではないと思ってきました。

つまり、それは英語というくくりの中でトレーニングされるものではなく、日本語でのビジネススキルとして「プレゼンテーション」スキルを身に着けるべきであり、それを日本語で身に着けた人は、単純に英語ができるようになれば当たり前のように英語でプレゼンテーションができるようになるはずのものだからです。

「だから(三井物産が)英語とスピーキングを組み合わせた研修に価値を見出したのである。」という指摘から、日本人の弱みをしっかりととらえた本質的な研修が三井物産では当たり前のように行われているのだと感じました。

 

 

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