代表ブログ

「正当にこわがる」にはどうしたらいいのか

2025年12月28日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

以前(2020年3月30日)、新型コロナウィルスの脅威が日本を本格的に覆い始めていた時、私はこのブログの「正当にこわがること」という記事の中で、読売新聞の「編集手帳」に紹介されていた寺田寅彦の

「ものをこわがらなすぎたり、こわがりすぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはながなかむつかしい」

という言葉をとりあげて、当時の混乱に際して、「自分自身の頭で何らかの論理を導こうとする姿勢」が重要だと書きました。

ただ、実際にはそのような苦境の真っ最中に「自分自身の頭で何らかの論理を導こうとする姿勢」を維持することは寺田寅彦の言う通り、非常にむずかしいことでどのようなことが「正当にこわがること」にあたるのか、具体的を示されることもほとんどありません。

ですが、昨日(2025年12月27日)のこれも偶然にも読売新聞夕刊の「よみうり寸評」にその具体例が示されていたのでご紹介します。

以下該当部分の要約です。

「12月8日夜青森県の地震の発生に続いて発令された『後発地震注意情報』が出て、大地震が発生するリスクが『相対的に』高まり、社会経済活動を継続しつつも『特別な備え』が要るという。昨年8月に出た南海トラフ地震の『巨大地震注意』もある。地震防災が専門のある大学教授が、地震学会の広報紙に自分の体験を記している。教授は数年ぶりに友人と和歌山県に海釣りに来ていた。本人にとって不要不急とは言えない。注意情報が出た翌日も、堤防で釣りを続けたという。ただし、やみくもに強行したわけでもない。念のため、避難できる高台を下見し、車はすぐに発進できるよう前向きに止めた。不確実な見通しと付き合うかは難しい問題だ。『行政が答えを示せ』という声も聞くが、納得できる答えは、海でも見ながら自分でじっくり考えるほかない。」

行政に示された答えに盲目的に従うのではなく、まずは自分自身の頭で納得できる答えをじっくり考える癖をつけること。

これができれば、少なくともその方法に従ったときに「他人のせい」にしたり、「後悔」したりするしたりする可能性を極限まで低くすることができます。

そしてそのことを全国民レベルでできるようになった時、それが「民度の高さ」と言われるものにつながるのだと思います。

 

◆この記事をチェックした方はこれらの記事もチェックしています◆