日本人と英語

be動詞以外のイコール動詞

2025年12月5日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログでご紹介した「英作文の技術」からテーマをいただいて書いていますが、第三回目のテーマは「イコール動詞の種類」についてです。

ランゲッジ・ヴィレッジの「文法講座」では、最も重要な骨格をSV,SVO,SVCの3項目しか存在せず、それぞれ「自動詞」「他動詞」「be動詞(イコール動詞)」によってその区別が明確になされることを英文法の大前提として講義がすすめられていきます。

講義の冒頭では混乱を避けるために、SVCは「be動詞=イコール動詞」とシンプルに定義してしまうのですが、途中でbe以外の「イコール動詞」というものが存在していることにほとんどの受講生が気づかれます。

例えば、① look, seems, appear(視覚的にイコール)➁ sound(聴覚的にイコール)③ taste(味覚的にイコール)④ smell(嗅覚的にイコール)⑤ feel(触覚的にイコール)

このbe動詞を含む「イコール動詞」を以下に本書の該当部分を引用する形で深堀してみたいと思います。

SVCを作る「イコール動詞」のうち、be動詞は後ろに来る補語としては、「名詞」でも「形容詞」のいずれも置くことができます。

例えば、

I am a poet. (もちろん広義での「名詞」なので動名詞や不定詞も当然可能)

She was busy.(もちろん広義での「形容詞」なので形容詞句や現在分詞も当然可能)

ですが、一般動詞である上記①∼⑤の動詞は後ろに来る補語としては、「形容詞」の場合はそのまま形容詞を置けるが、「名詞」の場合はその前に前置詞「like」もしくは不定詞「to be」を置いて「形容詞句」の形で置くことができます。

例えば、

Tom looks happy.

He looks like a doctor.

This looks to be a good car.

ちなみに、前置詞「like」と不定詞「to be」のパターンで意味に違いが出るかどうかについては、前回同様、マーク・ピ―ターセン先生がネイティブの感覚をリアルに伝えながら回答するというコラムから、この件に関するものを以下要約引用します。

「一般的に言えば、likeの方がやや口語的であり、to beはやや改まった感じだ、というフィーリングの違いくらいしかない。例えば、『あの犬はどの品種だろう?』という質問に対して『あれはブルドッグのようだ』の意味を表す場合は、『It looks like a bulldog.』のような答え方の方が普通であり、使用頻度が圧倒的に高いが、『It looks to be a bulldog.』だと、まるで犬の専門家がプロらしい言い方で答えようとしているような感じになる。しかし、二つの言い方のそれぞれの意味が異なる場合もある。例えば、『彼は医者のようだ』を意味する言い方としては『He looks like a doctor.』と『He looks to be a doctor.』のいずれも正しいが、後者のほうは、『彼は将来医者になることを望んでいる』あるいは『彼は将来医者になるだろうと予期されている』の意味で使用されることもありうる。」

また、一般動詞同士の「keep」と「remain」/「get」と「become」でも以下のように、同じような関係性がみられます。

*これらは視覚的にイコールの一種とも考えられますが、前者はそのイコール状態が一定期間維持されていることを、そして後者はそのような状態ではないところから、イコールに「変化」することを表すものです。

◆「keep」と「get」(lookなどと同様「名詞」の場合はその前に前置詞「like」もしくは不定詞「to be」を置いて「形容詞句」の形で置く)

He keeps quite.(He keeps to be a decent man.)

Bob got sick.(Bob got to be a singer.  )

◆「remain」と「become」(be動詞と同様、「名詞」でも「形容詞」のいずれも置くことができます。)

He remained silent/They remained friends.

Bob became a singer/He became famous.

本書のおかげで、be動詞を含む「イコール動詞」に関してかなり深堀できたように感じています。

 

◆この記事をチェックした方はこれらの記事もチェックしています◆