日本人と英語

日本人が見習うべき英語⑭:豊田章男 編

2026年2月13日 CATEGORY - 日本人と英語

シリーズ「日本人が見習うべき英語」において、前回はソフトバンクの孫正義氏の英語でしたが、第14回目は、トヨタ自動車会長の豊田章男氏の英語を取り上げます。

豊田章男氏は、トヨタ社長時代の2010年に起きたアメリカにおける大規模リコール問題で米国議会の公聴会に召喚されるなど、会社の存亡が彼の肩にのしかかるという経験をされています。

久しぶりの創業家出身で比較的若く社長に就任されたこともあり、その経営能力に疑問が挟まれることもあった章男氏が、自ら公聴会で真摯に発言対応し、その危機を乗り越えたことで一気にその経営者としての評価を上げられたことは、非常に印象的な記憶として日本の経営史に刻まれていると言っても過言ではありません。

その時にどのような英語を話されたのか、以下の動画をご確認ください。

日本人的な英語でありながらも、非常に分かりやすく、そして途中でマイクの調整のための横やりが入っても動じず冷静に対応され、必要にして十分な英語による誠意がこもった素晴らしいパブリックスピーチでアメリカ社会を納得させた結果、現在までにトヨタ自動車を世界最強の自動車メーカーに導いてきました。

もう一つ彼の英語スピーチをご紹介します。

これは、2019年、彼の母校であるアメリカ バブソン大学の創立100周年式典における卒業生ゲストスピーカーとして講演された時の動画です。

こちらは、公聴会の時の神妙且つ冷静な発言からうって変わって、時折ジョークを交えたエネルギッシュなスピーチであり、英語自体も前回と比べてかなりスムーズなもの(原稿に目を落としていません)になっています。

おそらく、8年間のトヨタ自動車社長としてのグローバルな活動によって、経営力のみならず英語力も格段に磨かれたのだと思いました。

どちらも必要十分な英語力でありながらも、前者と後者には明確な差も見られたことから、この二つの動画の対比は、大人になってからでも英語運用能力は大きく向上するということの証明になると思い、この二つの動画を合わせて「日本人が見習うべき英語」としてご紹介しました。

 

◆この記事をチェックした方はこれらの記事もチェックしています◆