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ゼレンスキー氏の履歴書

2022年3月2日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2022年2月25日)のブログ記事「ケニア国連大使の世界に向けたスピーチ」において、ロシアのウクライナ侵攻について書きました。

それから一週間が過ぎましたが当初のロシアの圧倒的有利との見立てに反してウクライナが徹底抗戦し、未だに首都キエフは陥落していません。

その様なウクライナの善戦の立役者は、間違いなくウクライナ大統領ウォロディミル・ゼレンスキー氏でしょう。

というのも、歴史を振り返っても、他国に侵攻された国の政府首脳は第三国に一時避難し、亡命政府を作るのが一般的ですが、彼がウクライナに残って自国の軍と国民とともに戦うことを選択したことが確実にウクライナの士気に影響を与えているからです。

実際に、ゼレンスキー大統領の支持率はロシア侵攻前には41%だったものが、ロシア侵攻後は91%にまでに跳ね上がり、ウクライナ国民から多くの称賛を受けています。

欧米の予想以上の強い制裁とともに、このこともロシアの大きな誤算だったと思われます。

そんな勇敢なゼレンスキー大統領がコメディアン出身で俳優としても「国民の僕(しもべ)」というドラマにおいて高校教師から大統領になるという役を演じたことは日本でも頻繁に報道されています。

この「国民の僕」の大人気によって、国民の間で彼の現実の大統領選挙への出馬を期待する動きが起き、2019年、彼はその期待に応えて大統領選に出馬し、本当に当選してしまったのです。

文字通り彼は「政治経験ゼロ」で一国の大統領になってしまったわけです。

このようなドラマチックな展開を知ってしまった以上、そこまでの国民的人気を誇った「国民の僕(しもべ)」というドラマがどんなものだったのか知りたくなるのは当然で、その実際の映像を探しましたが、日本語での検索ではどうしても見つけられませんでした。

そこで、「国民の僕」をグーグル翻訳にかけて出てきた「Слуга народу」という単語でYOUTUBE検索をしてようやく見つけ出すことができました。

それがこれです。

また、コメディアンとしての出演番組も見つけることができましたが、こちらの能力についてはどうも評価が難しい気がしました(笑)。

人間の能力の全体像というのは、実際に機会を与えられ、試されるまでは本当に分からないものです。

私は、日本の国会においてタレント議員の当選が決してなくならないことは大きな問題だととらえてきたのですが、かつてのアメリカのレーガン大統領やこのゼレンスキー大統領のケースをみると、「可能性」として完全否定すべきものではないという考え方にも一定の理解を示さざるを得ません。