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デザインの力

2008年5月4日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

今週は、「新しいことを考える人の時代ハイコンセプト」という本について紹介したいと思います。

大まかに言うと、これまで歴史は農耕時代、工業時代、情報時代、そしてこれからコンセプトの時代に入っていくということを筆者は述べておられます。

この間まで、情報化時代情報化時代と叫ばれていたにもかかわらず、もはやそれは時代遅れになりつつあるというすさまじい時代の流れの速さに恐ろしささえ感じました。

つまり、中国やインドの台頭により、今まで高額所得が望まれていた情報化社会の担い手であるコンピューター技術者の仕事も、それらの国々の若い優秀な低所得者により取って代わられてしまうものとなりつつあり、もう少しすると機械(コンピューター自体)に取って代わられてしまうのです。

ですから、これからの高額所得を世界的に求めるのであれば、ハイコンセプト、人がやらない新しいことを考えられる能力を身につける必要があるようです。

そのひとつにデザイン力というものがあります。

そのことについてひとつの文章に衝撃を受けましたのでその内容を載せておきます。

「トースターの実用の役割はパンを焼くことです。しかしその実用に資する時間は一日の時間のうちの1%にも満たないのです。それ以外の時間はキッチンの中に飾られている時間です。であるならば、トースターの役割の大部分は芸術的な外見を誇示するデザイン力による部分が99%であるといえるのではないでしょうか。」

これからの時代は、その力をいかに作り出せるかの勝負の時代になりそうです。

非常に力のある内容だなと思いました。

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