バカ論
2018年4月13日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
ビートたけしの「バカ論」を読みました。
人に「バカ」と言われて気持ちよくなる人はいないとは思いますが、誰に「バカ」と言われるかによって、受けるショックと全く違ってくるのは確かでしょう。
そして、私個人としてはあのビートたけしさんに「バカ」と言われたら、誰に言われるよりも大きなショックを受けるだろうなと思います。
その理由は何かということを本書を読みながら考えていたのですが、彼が他人がどう思うかを全く気にせずに自分が思った「本音」を直接言う人だからだと思います。
常に本音でものを言う人に「バカ」と言われたら、本当に自分はバカなのかなと思わざるを得ないわけです。(笑)
そのビートたけしさんが世の中の「バカ」なことを言う人について一冊丸ごと論じたのが本書です。
なぜ、こんなバカなことをこれらの人は言うのか?その理由をたけしさんは次のように鋭く分析をしています。
「バカな質問は特に『しくじり』に対して多くぶつけられる。結婚などめでたい時には質問自体が少ないものだ。やっかみか妬みからか、他人がほめられているニュースについてはあまり知りたくないというメンタリティをよく表している。結局他人の不幸の方が商売になる。心温まる良いニュースばかりが載った週刊誌なんて誰も読みやしない。」
非常に辛辣であると同時に事実を見事に言い当てられているように思います。
人間は生まれながらにして「罪」を背負っていると言われますが、まさにこの妬み性根が「罪」であり「バカ」さなのかもしれません。
それが人間の「原罪」なのだということを理解した上で、そうでない生き方をするためには、自分自身がその原罪を隠さずに「本音」で生きていくことがその第一歩なのかもしれないとたけしさんに教えられました。