代表ブログ

「BAGDAD CAFE」にみる上機嫌の効用

2018年9月28日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

前回、齋藤教授の著書「不機嫌は罪である」をご紹介して、いかに上機嫌が人の人生を豊かにするかについて考えました。

そのことは全く意識せずにですが、久しぶりに古い映画を観ました。

名前は、「BAGDAD CAFE」。

この映画は名画中の名画だと言われていますが、お恥ずかしながら私は今回初めて観ました。

確かに噂にたがわずじんわりくる素晴らしい映画でしたが、今回この記事を書こうと思った理由はそこではなく、偶然にもこの映画が「上機嫌が人の人生を豊かにする」ことを見事に表現していたことです。

機嫌、不機嫌についての本を読んでそのことをブログに書いた直後にたまたまそのことをテーマにする映画に遭遇するという偶然。

これが、何かを新しく知るとそのことに関連したことを無意識的に脳に取り込もうとするいわゆる「カラーバス効果」という現象でしょうか。

この映画のあらすじはこんな感じです。

「アメリカ旅行中に夫と喧嘩したドイツ女性のジャスミンは、大きなトランク一つで砂漠の道に降りてしまう。一人で歩く彼女がたどり着いたのは、ロサンゼルスからラスベガスへと向かうハイウェー沿いにあるさびれたガソリンスタンド兼モーテル併設のカフェ『BAGDAD CAFE。そこには、だれかれ構わず喚き散らす常に不機嫌な女主人や、その家族、モーテルやトレーラーに住む個性的な住人など、変人ばかり。異国の地で他に行くあてもない、かといって特にやることもない彼女は、まじめできれい好きな性格もあって、不機嫌な女主人に邪険にされながらも、勝手に建物の隅々まで掃除したり、カフェを手伝ったりと、カフェを取り巻く人々と交流しはじる。そして、皆に彼女が受け入れられるにつれて、けだるい雰囲気だった『BAGDAD CAFEは大人気のエンターテイメント施設となる。しかしながら、彼女の旅行ヴィザは切れ、強制出国を余儀なくされる。それに伴って、『BAGDAD CAFEはまた元のさびれたカフェに戻り、皆もまた状態に戻ってしまう。その後、彼女は再び戻り、再び活気を取り戻していく。」

このあらすじのとおり、ストーリーとしては本当にシンプルで、全体として淡々と流れるけだるい映画となっているのですが、だからこそ、「上機嫌が人の人生を豊かにする」テーマが描き出されているのだと思います。

それはまさに、齋藤教授が「不機嫌は罪である」の中でご紹介してくださった「あなたが上機嫌になれば、周りも上機嫌に変わっていく」という「上機嫌の心得」そのものでした。

マクドナルドでは、何度でもスマイルはゼロ円ですが、こちらが受ける効用はまさにプライスレスです。

それと同じように、DVDを買って観れば、まさにこの「上機嫌の効用」を何度でも得られるいい映画でした。

◆この記事をチェックした方はこれらの記事もチェックしています◆