人間の感情と効率性
2009年10月22日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
政権が民主党に変わり、各大臣のもと各省庁にて自民党政権時とは全く異なる手法で政権運営を図ろうと必死な様子が毎日ニュースで流れてきます。
それらを、ある人は批判的に、ある人は肯定的に捉え、コメントをされています。
その中で非常に気になるのは、政権が変わった中で、今までの路線を継承するかしないのかという論点に対し、過去のいきさつ等を総合的に勘案して決定するということで、現時点での最も効率の良い方法を阻害することはあっては欲しくないと思うことです。
例えば、羽田空港のハブ空港化に伴って、羽田=国内線、成田=国際線という今までの航空行政を否定することを,今まで千葉県の人々が流してきた血と涙をどうするのかとかいう議論で、ストップをかけることに国家としてどのように対応すべきかということです。
今の状況なら、羽田にも国際線を導入して、より効率化し、その上で成田の運用の最善策を考えるということがなにより優先されるべきなのではないでしょうか。
なぜなら、成田も羽田も今はもう存在してしまっていて、多くの人が海外から成田に到着して、国内線の乗り換えに非常に不便を感じているという事実があるのですから。
また、郵政の民営化だって、亀井大臣と小泉元首相との関係をこの問題の政策に反映することで、見直しを行うなどということは絶対にあってはならないことだと思います。
この人間の感情と効率的な国づくりの両立、感情的な動物である人間の永遠のテーマであり歴史の反省に則り、乗り越えなければならない問題でもあると思っています。