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弊校のコロナ対策の根拠

2020年11月8日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

前回は「逆・タイムマシン経営論」の中から「サイゼリアの頑固なコンセプト」についての該当箇所をご紹介しました。

私はその「戦略が先、施策は後」というビジネス上まったく当たり前のことを、「同時代の空気」が世の中を覆っている中でも、当たり前のように貫き通すサイゼリアさんの考え方に共感を通り越して感動すら覚えました。

というのも私たちランゲッジ・ヴィレッジもサイゼリアさんと同様に(と言ったら大変恐縮ですが)、この点については現在進行形で同じような経験をしているからです。

第三回目の今回は、その経験について書こうと思います。

このコロナ禍は、多くの業界に経済的な悪影響を及ぼしていますが、その中でも合宿制語学学校という「宿泊」+「外国語教育」を提供する私たちの業態はその直撃を受けたと言っても過言ではないと思います。

そのため、状況が分からない中で日本中が混乱していた4月~6月の三か月間は完全に休業せざるを得ませんでした。

その後、7月に再稼働するかどうか、そして再稼働するのであればどのような感染対策を実行するのかについて社内で激論を交わしました。

多くの外国語教育機関は、インターネットによるリモート教授に切り替えたり、対面でやる場合はマスクやフェイスシールドは当たり前という対策を取られていました。

しかし、私はランゲッジ・ヴィレッジの代表としてそれらはするべきでないという信念がありました。

なぜならば、ランゲッジ・ヴィレッジは「宿泊を伴う外国語教育の場」で、その価値の根幹は外国人講師との圧倒的なコミュニケーションの質と量にあると考えていたからです。

その対策をするためその価値を提供できなくなるのであれば、再稼働は諦めて休校を継続するという判断、もしくは、再稼働するのであれば、その価値を提供できる限りにおいてリスクを最小限に抑えるという判断、このいずれかを決定するとして、そのリスク管理の検討を徹底的に行いました。

ここで重要な視点は、この状況で経済活動を行うという判断をするのであれば、どれだけのリスク管理を行っても、そのリスクをゼロにすることはできないということ。

その前提で私が最優先したことは、万が一感染が起こってしまったときでも、お客様が亡くなるということだけは絶対に回避しなければならないということです。

そのため、まずは罹患してしまった場合の致死率が他の年代と比べて格段に高くなるシニア層に対しては、本当に申し訳ないのですが、年齢制限を設け、59歳以下の方のみを受け入れることを決定しました。詳しくはこちら

私にとってはこれは創業当初において大いに助けられたシニア層にご遠慮いただくということは本当に心苦しいことでした。

また、広い館内を最大限活用することでソーシャルディスタンスを取りながら授業、食事、雑談等を行える距離を確保し、全体の収容人数が圧倒的に減ってしまうことを覚悟で複数人収容できる客室も完全に個室とすることにしました。

しかしながら、一方で大方の外国語教室と異なり、「マスク」や「フェイスシールド」に関する制限は、外国語教育における口元の確認およびコミュニケーションの自然さの維持の重要性に鑑み、各人の余裕スペースを確保することと引き換えに少なくとも外国人講師は基本的には使用しないという方針を決定しました。(フェイスシールドについては貸し切りの団体様で強い要望がある場合には採用させていただいております。)詳しくはこちら

そもそも、休業する以外には、どんな対策をしてもこのウィルスのリスクをゼロにすることはできない前提で、経済活動を行っていかなければならなりません。

その上で、開校を選択した場合には、「リスクはゼロにはならない」ことを受け入れられるお客様のみに限定せざるを得ません。

リスクの認識が人によって異なる以上、すべてのお客様にランゲッジ・ヴィレッジの対策を受け入れていただけることはあり得ないからです。

すなわち、このような時期での「質の高い外国語教育」と「感染予防の徹底」とは完全にトレードオフの関係になるということです。

だからこそ、前提として受け入れ人数を圧倒的に少なくすることで、そのリスクをすべての方が受け入れ可能とまではいかないまでも、限定されながらも受け入れ可能なレベルにまで下げるという判断をしています。

また、最も避けなければならないことは、この方針をご理解いただかないで受講される判断をされることだと考えています。

ですから、私たちがやるべきことは、私たちが提供すべきサービスの本質部分を毀損しない範囲での最大限のリスク管理であり、そのリスク管理が社会的に合理性であると判断されること、そして採用決定した対策を誠意をもって説明することでご納得いただけるお客様に対して確実に行うことだと考え、そのとおり実行をしています。

非常に厳しい判断を強いられている実感はありますが、同時に今、私たちのサービスを必要としているお客様にとっては最善であるという確信も同時にもっています。

このような経緯もあり、サイゼリアの堀埜社長の主張について、どうしても特別な感情を持たざるを得ませんでした。

 

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