当事者意識
2008年2月11日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
「当事者意識」
この言葉の中にはその「当事者意識」を持つ人の数だけ意味合いがあるでしょうし、拡大、発展していく概念だろうと思います。
個人としても組織としても発展性をもたらす起爆剤として機能するものだと思います。
物事を世の中に出していく方法のひとつの形として「事業」があります。
そしてその機能のさせ方として「法人」があります。
公益法人であれば公益のため、株式会社であれば利益追求のため。
最終目標は異なりますが、それらが存在し続けるためには、世の中に必要とされ続けることが必須となるのでどちらも発展をするために個人としての能力を結集して「事業」に取り組むことになります。
個人であれば当然にして自分自身が最終目標にむけて動くことが求められますので自然と「当事者意識」が機能します。
ですのでその個人のパフォーマンスは個人の能力の最大限と等しくなると考えられます。
法人は個人の集まりですからそのパフォーマンスは個々人の能力の和ということになるのかなともおもいますが、世の中を見てみるとそうでもなさそうです。
法人には個人にはない「レバレッジ【てこ】」が働くのだと思います。それがマイナスに働くかプラスに働くかをの決め手がその法人の構成員の「当事者意識」の持ちようなのかもしれません。
しかし、話は「当事者意識」を持たせればよいのかという単純なものではないのでみんな悩むのだと思います。
法人には組織の中での「統制」というものが必要となるからです。
このバランスをいかにとるのか。組織論の永遠のテーマなのかもしれません。
大組織の法人を運営する経営者はいかにそのバランスの取れた管理者を見つけ、育てるかが鍵となるはすです。
実は昨日、大組織の中で「当事者意識」の塊のような管理者として立派に仕事を遂げられて完全燃焼されたと言い切れる人物とお話させていただく機会を得ました。
まさにプラスのレバレッジを見た思いがしました。
的を射た「当事者意識」のすごさをまざまざと見せ付けられた思いがしました。
と同時にそのような人材がいかに希少なものかとも気づかされ、経営はチャレンジなんだなと再認識しました。