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新幹線での生英語アナウンス

2019年3月18日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

私が「新幹線」と「英語」という二つのキーワードですぐに思い浮かぶのが、「We are soon making a brief stop at,,,,」というものすごくきれいな発音の英語アナウンスです。

本題とは関係ありませんが、このアナウンスについてちょっと調べましたらこんな面白い動画がありましたのでご覧ください。

どうでもいいことではありますが、この手の番組企画は私個人的には嫌いではありません。(笑)

ところが、ちょっと前からその名物アナウンスを聞くことができなくなっており、その代わりにその新幹線の車掌さんの生の声で英語案内がなされていることに皆さんは気づかていますでしょうか?

初めて聞いた時は、たまたまレコーダーが故障か何かで一時的に車掌さんが対応されたのかなと思いましたが、そのあと何度か新幹線に乗っても、毎回別々の車掌さんの声で生で対応されているではありませんか。

しかも、車掌さんによってはお世辞にも上手とは言えないまさに「日本語訛り丸出し英語」で。(笑)

そこでこれもまた調べてみましたら、やはりJRが政策的な意図をもって変更されたということが分かりました。

これについては、こちらの記事を、また動画もございますのでご覧ください。

私は、このJRさんの取り組みをグローバル化の本質的な部分をしっかり押さえた素晴らしいものだと思います。

先ほど、「人によってはお世辞にも上手とは言えないまさに『日本語訛り丸出し英語』で。」などと言いましたが、これは決して批判的に言ったのではなく、むしろ日本人の英語との付き合い方として非常に健康的で望ましいものだという評価の意味を込めているとご理解いただきたいと思います。

一つ目の動画をご覧いただくと分かるのですが、あの美しい英語アナウンスの声の主であるドナさんが、アナウンスのオーディションが非常に厳しいものだったという思い出話をされています。

一つ一つの駅名を正確に発音することを厳しく評価され、結果ができるまで5カ月間もかかったと言っていますが、そのことこそが、グローバル化とは真逆の姿勢だったと言えるでしょう。

ですから、二つ目の動画で、指導員さんが車掌さんへの指導の中で、外国人の方は「聞こう」という姿勢で理解しようとしてくれるので、まったく恐れずに発声してくださいというようなことを言っていたことに非常に感心しました。

このように、英語を話すことがハードルとして感じられない鉄道関係者が増えていけば、多くの日本人がその姿を見て、「グローバル化っていうのはそんな感じでいいんだ!」と思えるきっかけにもつながるはずです。

是非、このように英語に対する心理的ハードルを下げるような取り組みを多くの企業に取り入れていただけたらいいなと思います。

ただ、一点、英語の指導者として言うと、英語は日本語訛り丸出しで全然問題ないのですが、文中のどこで切るかということと、アクセントの二つについては結構重要です。

特に、この車内アナウンスは一方的なものなので一発で理解させる必要があるため、指導する際にはその二点についてだけは意識させた方がいいように思いました。

しかし、その二つさえも意識させず、どんどん言っちゃえ!という指導の方が、結果的によりよい成果を生むという判断をJRさんがされていたとしたら、本当にあっぱれです。

 

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