なべ底三杯経営
2007年8月21日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
本日は、取引銀行さんの勉強会の特別セミナーということでドトールコーヒーの創業者であり、名誉会長である鳥羽博道さんの講演会に参加させていただきました。
誰もが知っているあのコーヒーチェーンを一代であそこまでにしてしまったご本人の講演会ということではじめからものすごく期待をしていったんですが、その期待をはるかに超えるすばらしいお話でした。
ご本人の口から出される内容もさることながら、実際にことを成し遂げた人間から出されるオーラというようなものとその内容がお互いに共鳴しあって、計り知れない迫力となって聞いている私たちに伝わってきました。
ですので、一番心に残っている言葉をひとつ上げておきます。
「なべ底三杯経営」
これは、少しばかり会社の経営がよくなったらすぐに贅沢をしたりしてしまい、ちょっとその後で状況が厳しくなるとそれに耐えられずに倒産してしまったりという経営者が多いが、その反対をやるべきだという哲学です。
なべが小さければその中の物を従業員が全部食べた後では1滴か2滴くらいしか、自分の取り分が残らないので、従業員が本来食べるものまで経営者が先に食べてしまいがちなため、収支が合わなくなってしまう。
しかし、なべを努力して大きくすれば、従業員が全部食べた後でも、よくよくすくってみると、3杯くらいはまだ取れ(人の三倍くらいは贅沢もできる)収支もじゅうぶんあわせられる。
本当に基本的なことなんですが、非常に心に響く言葉でした。
まだまだLVは小さななべです。
これからもっともっと努力してお客様を満足させられる大きななべにしていくぞと気持ちを引き締めさせられる一日でした。