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新富士駅に開成学園創立者の顕彰碑完成

2021年10月25日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

ランゲッジ・ヴィレッジへお越しの大部分の方がご利用になる新富士駅に関するニュースです。

新富士駅の富士山口に東大合格者数でトップの開成高校の創立者 佐野鼎(さの・かなえ)の顕彰碑が建立され、2021年10月19日に除幕式が開催されました。

ランゲッジ・ヴィレッジのバスがお迎えに上がる富士山口を出てすぐ左手を見ていただくと気づかれると思います。

でも、「なぜ新富士駅に開成高校の創立者の顕彰碑が?」と誰もが疑問に思われると思いますが、それは、「創立者である佐野鼎が新富士駅のすぐ近くで生まれたから」ということになります。

この顕彰碑には彼の人生についてかなり詳しく書かれていますので、以下その部分を書き起こしてみたいと思います。

「1829年駿河国富士郡水戸島に生まれた。長じて江戸に出て幕臣下曽根信敦の塾で西洋砲術を学び、その塾頭をつとめた。また、長崎海軍伝習に参加し、蒸気船の運用や航海術を学んだ。1857年加賀藩に召し抱えられた。1860年遣米施設に随行して渡米し、次いで1862年遣欧使節に随行して渡欧した。二度にわたる海外経験を得て、帰国後は新進気鋭のよう学者として加賀藩に重用された。維新後は1870年兵部省に出仕した。1871年神田淡路町に共立学校を創立し、英語教育を中核に据え、新たな人材の育成に心血を注いだ。しかし、1877年病に倒れ、志半ばにして死去した。共立学校は、佐野鼎先生の死後、高橋是清先生がその運営を継承し、1895年に校名を開成と改め、1924年後者を日暮里に移転し、現在の開成学園に至っている。」

この顕彰碑を読んだ私は、赤字で書きました「二度にわたる海外経験を得て」と「英語教育を中核に据え、新たな人材の育成に心血を注いだ。」という言葉に、ランゲッジ・ヴィレッジの運営者として心動かされました。

そのインパクトは、以前にご紹介した次郎長とお茶と英語学校のエピソードを知ったときと同等かそれ以上で、この顕彰碑がここに建ったことを運命のように感じています。

また一つ、この富士の地で英語教育に邁進する必然性を発見した思いです。

お越しの際にはバスの待ち時間に是非ご覧になってください。

*2022年6月7日追記

その後、開成学園で毎年行われる修学旅行で中学一年生の一部が富士市を訪れるというニュースがありました。

中学一年生にして突然受けたインタビューの中でさらりと「郷愁の念に似たようなものがあります」といった表現が出るのはさすが開成というほかありません。(笑)

 

 

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