代表ブログ

猿田彦珈琲

2025年9月9日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日、地元の金融機関の勉強会にて、「猿田彦珈琲」の大塚朝之社長のお話を聞く機会に恵まれました。

猿田彦珈琲さんは、

「スペシャリティコーヒー(世界の生産量の5%ほどしかないとされる、風味豊かで個性的な味わいを持つ高品質なコーヒー)専門チェーン。2011年に創業し、『たった一杯で幸せになるコーヒー屋』をコンセプトに掲げ、生産者から直接買い付けるダイレクトトレードの高品質なコーヒー豆を使用している。豆の仕入れから焙煎までこだわり、独自の品質管理を徹底することで、他のカフェにはない独特の香りと味わいを持つ一杯を提供する。ちなみに、猿田彦珈琲の名前は、「みちひらき」の神様である猿田彦大神から大塚社長が三重県伊勢市にある猿田彦神社の宮司と交流があったことがきっかけとなり、神社の公認を得て店名とした。

といったこだわりのコーヒーチェーンでコカ・コーラの缶コーヒーのジョージアの監修もなされ、元俳優という経歴をもつ大塚社長みずからもCMに出演されています。

この勉強会では、大塚社長の創業前の俳優時代から今までの猿田彦珈琲の歴史を細かく説明してくださっただけでなく、彼のスペシャリティコーヒーに対するこだわりと熱量を余すところなくお伝えいただきました。

お話の中で私が特に印象的だと思ったことは、経営における「純度」と「認知」の関係についての考え方でした。

経営においてその商品サービスの「純度」と「認知」は経営努力とともに両方とも同じように向上していき、直接的にその二つが「ブランド」につながっていくというものだというのが、一般的な認識かもしれません。

しかし、彼の考えは違っていました。

彼は、「純度」と「認知」は必ずしも同じように向上していくとは限らず、やみくもに認知を上げようとすると純度が下がっていくというパターンもありうるので、よほど「純度」を高め続ける意識を持ったうえで「認知」を上げていく経営努力をしないと、認知の向上によってせっかく小さくとも確立したブランドが壊されてしまうことは十分にありうるということを非常に分かりやすく説明をしてくださいました。

これに私は自分自身の経営に重ねて非常に大きな共感を覚えました。

大塚社長が、スペシャリティコーヒー(世界の生産量の5%ほどしかないとされる、風味豊かで個性的な味わいを持つ高品質なコーヒー)を多くの消費者に届けるということは非常に難しいことです。

なぜなら「世界の生産量の5%しかないにものにこだわって届ける」ことと「多くの消費者に届ける」ことは当然にして矛盾するからです。

つまり、大塚社長の経営の目的は「世界の生産量の5%しかないにものにこだわって届ける(純度)」ことが前提にあって、その上でそれを「多くの消費者に届ける(認知)」という課題を解決するということです。

それを私自身に当てはめれば、「日本人の大人にとって最も効率的・効率的な英語学習の環境を届ける(純度)」ことを犠牲にして、「お客さんが望む一見気持ちよさそうに見える学習法を届ける(認知)」を優先することは絶対にありえないということになります。

これは私が創業から20年以上、悩みながらも貫いてきたことでした。

たとえ、お客さんが求めたとしても、それが純度が低いと分かっているならば、私はそれを拒否し、本来あるべき方向に納得づくで導く必要がある。

たとえそれを提供すれば短期的に売上があがったとしても、長期的に見ればそれは決してお客様のためにならないばかりか、自社を滅ぼすことにつながってしまうからです。

しかし、経営にはお金が常に必要になるわけで、たびたびふとその誘惑にやられそうになるのを意志の力で跳ねのけなければなりません。

今回の大塚社長のお話を聞いて、改めてその気持ちを強くしました。

*お話の後、大塚社長と名刺交換させていただきながら、そのことをお伝えし、近いうちに必ずお店に伺わせていただきますとお伝えしました。

こちらが、実際にその3日後訪れた猿田彦珈琲調布店の様子です。

コーヒーの味はもちろんのことフードのクオリティも高く、店内の雰囲気、店員さんのキビキビとしたご対応含め学ぶことが多かったです。大塚社長ありがとうございました!

 

◆この記事をチェックした方はこれらの記事もチェックしています◆