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迷ったら、二つとも買え

2025年7月20日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

私は、結構堅実なほうだと自分では思っています。

仕事ととしては、大芳産業株式会社のランゲッジ・ヴィレッジ事業とともにもう一つの柱である不動産賃貸事業において、世間一般にはだれにも目を向けられないような不動産にポテンシャルを見出して自社で手を入れることによって魅力的な不動産に生き返らせること、個人としては、住宅と車は決して新品を買わないことをモットーにここまでやってきました。

ですので、本書のような「浪費家のすすめ」的な本には基本的に手が伸びることはありませんでした。

しかし、浪費家と言われる人たちがどのような思考でそのような行動をとっているのかには興味があり、根っからの「浪費家」っぷり人生によって磨かれた超一流のセンスで有名な元「週刊プレイボーイ」編集長の島地勝彦氏の「迷ったら、二つとも買え!」を読みました。

ちなみに、著者のセンスの一端を垣間見るためには、彼が新宿伊勢丹の社長に請われてデパート内に出店したというシングルモルトウィスキーとこだわりのシガーを楽しみながら、彼が選び抜いた一流の商品を購入できるバー兼シガーサロン兼セレクトショップの「サロン・ド・シマジ」に行くべしとのことなので、興味のある方はどうぞ。

私はこれから説明するように、著者の「浪費家」としての矜持とそれによって培われたセンスについては心から敬意を覚えましたが、それでも自分の堅実派としての立場を守るために、生涯この類のお店には足を踏み入れないよう改めて心に誓いました(笑)。

それでは、そんな私が「浪費家」としての著者に私が敬意をもてるようになるきっかけとなった言葉をいくつか本書から引用します。

「無駄遣いには二つのパターンがある。一つはとにかく何でもかんでもお金にものを言わせてポンポン買っていくやつ。最近のワインなどはまさにそうだ。これまでワインを飲みつけなかったお金持ちがとっておきのグラン・ヴァンをコーラで割って飲んでいたりする。物に対して何の慈しみも持たず、他人に見せびらかして虚栄心を満足させるために、ただひたすら金を使う。これは同じ無駄遣いでも邪道で下品だ。大事なのは、慈しみをもって物と対峙することだろう。そうすれば、その物が持っている時代背景、歴史などにも興味が湧いてくる。そこまでくれば、無駄遣いも『文化への投資』にまで昇華される。」

また、この言葉に関連して、

「美しいものを見て、それが欲しくなったら即、手に入れる。その物の裏側にある歴史、物語を調べる。そこから発展して様々な知識につながっていく。まさに浪費こそ、知識欲の源泉であると言ってもいいだろう。」

これについては、私も自身の読書経験を通じて少しだけ分かるような気がします。

というのも、自分が読んでいてよいと思っている本の中で、これまたよいと評価されている本があった場合には、それがよほどの高額でない場合には躊躇せずに買おうと決めているからです。

このブログで紹介する本の多くはそのようにして購入したものです。

書籍関連でもう少し、

「本を図書館で借りて読むのと、自分の身銭を切って読むのとでは、全く身の入り方が違う。本は精神の投資である。せめてその位のささやかな浪費はすべきだろう。本を読んできた人と、読まずにテレビばかり見てきた人とでは、50歳、60歳になった時、その人と成りに歴然とした差が生まれてくる。読書を通じて得た人生の知恵というものは、まさに人生をよりよく生きるためのパスポートになるのである。」

これについてはもう100%同意します!

「人生は運と縁があればなんとかなる。私は運が60%、縁が30%、残りの10%が能力と努力だと思っている。では、どうすれば運に恵まれるようになるのか。私は墓参りをお勧めする。お墓はご先祖様のところでもいいが、身近な人で尊敬できる人のお墓に行くと良い。自分の運を増やすのは非常に難しい。おそらく、人間は持って生まれた運の総量が決まっているのではないかと思っている。下手なところでその運を使い果たしてしまうと、本当に必要な時、幸運に恵まれなくなってしまう。だから運をできるだけ減らさないようにするために、墓参りが一番良い。」

浪費家を自認する著者の言葉としては意外でしたが、これについても100%同意します。

ただ、なぜ墓参りが運を減らさないことによいのかの理由についてはほとんど言及がありませんでしたが、私はこの点について以前に「なぜ成功する人は神棚とご先祖様を拝むのか」で触れていますのでご参照ください。

とまあ、「浪費家の中の浪費家」である著者の思考には、堅実派であろうとしている私にとって賛成できるところなどあるのだろうかと、ほとんど反対派としての興味本位で読み始めたというのが正直なところでしたが、意外や意外、同意というか敬意を覚えるほど共感できる点がかなりあったのは驚きでした。

生涯この類のお店には足を踏み入れないと改めて心に誓いつつも、「本物に対する投資」という観点から参考にさせていただきたいと思います。

 

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