お仕着せ留学のすすめ?
2012年6月3日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
今日の読売新聞です。
何と言うことでしょう。
どこまで、甘やかせば気が済むのでしょうか?
日本人学生が内向き思考で、海外留学人口が減っている。この記事によると、2004年の8万2945人をピークに、09年には6万人を割り込んで、危機的な状況のようです。
だからといって、海外留学させるために国がお金を出すための音頭を取るというのです。
これによって、年間約9000人の送り出しを目指しているとのこと・・・
私はいつも言っていることですが、海外留学にも『質』があるのです。
それは、『意識』と言い換えられます。
何とかして、海外留学したい。その夢かなったら、一分たりとも無駄にはしたくないので、常にその国の言葉、文化に触れるよう努力する。・・・という「意識」で海外留学するのと、
留学すると国が100万円出してくれるから、あまり気が進まないけど、とりあえず行ってみようか・・という意識でするのと、
ということです。
昔、むさぼるようにして読んだ本のシリーズの著者に落合信彦さんがいます。
これらの本によって、非常にモチベーションが高められたことを今でも鮮明に覚えていますが、この人も、アメリカに行きたくて行きたくて仕方なく、どうにかしてコンテナ船にもぐりこむことで渡米がかなったというようなエピソードを披露してくれていたと記憶しています。
本来、海外留学は、自らの欲求がどうにもならないところにまで到達して、行くための方法論を自ら導き出してしかるべきものだと信じます。
また、最近では海外留学にとどまらず、大学入学の奨学金制度も、返済をしない人が増えて取り立てに困っているという話も耳にします。
この奨学金には返済義務があるのかないのかについては、この記事では分かりませんでしたが、仮に返済義務があったとしても、それと同じことがここでも起こらないかと心配するところです。
「学習は、必要に駆られた者にしか身につかない」
これは絶対的な真理だと思います。