組織のメディア化
2012年2月9日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
先日、「メディア化する企業はなぜ強いのか」を読みましたが、ものすごく含蓄のある引き込まれる内容でした。
B2Bの組織にしろ、B2Cの組織にしろこの本に書かれていることを意識して事業に当たるのとそうでないのとでは、顧客に与える影響力、そしてそこから生まれる継続性に大きな違いがでてくることは間違いないなと感じています。
まず、メディア化とは何なのか。
この本では、メディア化とは、「組織の扱っている『価値』を世の中に訴求すること」だと定義されています。
このことだけで、組織が意識すべきことであるということが分かります。
どんな組織でも、それが商品やサービスを扱うということは、そこに『価値』があると思っているから扱うという決断をしているはずです。
そうであるなら、自分がそう思っていることをなんとかして顧客にも理解してもらうことからはじめなければ事業にならないわけです。
特に、「教育」を事業としている私たちは、「営利の追求」だけではなく「価値の啓蒙」もあわせて目的にしているわけですから、私たちはそのことを究極的に理解しなければならないと強く感じました。
私は本を読むときは、気になったところをメモ帳にメモすることにしているのですが、この本は次から次へとメモしたいと思うフレーズが多くて、メモ帳がいっぱいになってしまいます。
その中の、一節を皆さんとシェアしたいと思います。
「メディア化戦力はその企業(組織)の思想をユーザーに提案することです。(中略)それは、その企業が『世界をこう見ている』という視座です。(中略)顧客にとって有益なコンテンツを発信し続けることで企業の成長とともに、顧客にも成長してもらうことがメディア化するということです。」
今もやっているつもりではありますが、より意識してやっていこうと思います。