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「本音」と「建前」のない世界

2011年2月14日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

日本は本音と建前を大切にしてきた社会です。

良い悪いは別にして、日本人はそうしてきたのだと思います。

逆に、海外に行くと全部本音なので、それがとても気持ちいい、居心地がいい
という人もかなりたくさんいらっしゃいます。

そういう方は、昨今のネット社会、しかもSNSなどが発達してきた特に最近のネット社会を違和感なく受け入れられるのかもしれません。

「建前」はある限定された範囲の人々の中でのみ機能する仕組みだと思います。ネットのように、世界中の人々が双方向につながっている場所では、「建前」を存続させることができず、すべて「本音」の世界に自ずとなってしまいます。

大相撲の八百長の発覚も、いままでず~と「建前」上なかったものが、ケータイというネット社会の道具によって「本音」の前にあらわにされてしまいました。

これらは、相撲界という限定された世界の人々の限定された常識を、「本音」の世界の常識に有無を言わせず引き出してしまいました。

そうなると、相撲界のような普通の世界から隔絶された「場所」を社会として存在させ続けること自体が無理になってくるという危険もはらんでいると理解しなければならないというところまで心配するのは心配のしすぎでしょうか。

フェイスブックのような実名SNSが日本ではやるかどうかは、もしかしたら日本人が「建前」文化を捨てる覚悟をしてしまうかどうかにかかってくるのかもしれません。

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