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英文法を知ってますか #135

2016年1月7日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

英文法                     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【著者】  渡部 昇一

【出版社】 文春新書

【価格】  ¥720 + 税

【購入】   こちら

英文法がどのように発達していったのかを、歴史を追いながら詳述している本です。 著者は、かつてこの書籍紹介ブログでご紹介した「英語教育大論争」で平泉氏と議論を戦わせた上智大学名誉教授の渡部昇一氏です。 大論争の中でも、氏は学校教育における教養としての英語教育を重視されており、その中でも英文法の重要性について主張をされていたのが印象的でした。

教養としての英語教育、特に英文法を重視する著者の姿勢の源泉が分かる部分を以下に抜き出します。

「アルファベットというそれ自体ではなんの意味も示唆しないものを綴り合せた英語の単語の行列を一つのルールに従って追っていけば、ベーコンという大哲学者の考えていることが眼前に明らかに見えてくる。この不思議なことを起こすものを文法、つまりGrammarという。」

著者は、本書において自らがこのような英文法の魔力に取りつかれたきっかけとして、17歳半ばごろに教えを受けた佐藤先生という一人の英語教師との出会いをあげられています。 ここまで英文法に強烈な印象を生徒に与えるというのは極めてまれなケースだとしても、本来英語教師の仕事はまさにこのような影響を生徒に与えることではないかと思います。 学生に対してこの単語の行列のルールを「魔術」のように魅力的なものか、それとも単なる「退屈」なものと感じさせるか、まさにこのことだけがその教師の価値の分かれ目だと思います。 そのような価値のある教師になるために、少なくともこの英文法の成り立ちを学んでおいて損はないと確信します。    

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