おすすめ書籍紹介

31歳からのほぼ0円留学 #150

2016年8月14日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

ほぼ0円留学

【書籍名】 31歳からのほぼ0円留学

【著者】  山本知美

【出版社】 ビジネス社

【価格】  ¥1400 + 税

【購入】   こちら

日本人学生への「英語・英語文化への憧れを持っているかどうか」のアンケートの結果は、過半数がYESなのにもかかわらず、「留学を希望するかどうか」の結果は6割以上がNOという結果が出ているようです。

その理由として、「言葉の壁」が56%で一位、次いで「経済的に厳しい」が38%となっています。

この点に着目して、日本における希望と実体のねじれ現象の解決方法として、「ほぼ0円留学」というテーマで、「英語を使う環境」を低コストで獲得する方法について紹介したものです。

実はその中で、ありがたいことに、我らがランゲッジ・ヴィレッジが日本国内において英語漬け体験ができる「英語村」の一つとして取り上げられているのです。

ただ、一点気に食わない点があります。(笑)

それは、日本における英語村を取り上げるにあたり次のような説明があったことです。

「実はこの英語村、発祥はお隣の国・韓国。政府運営で現在、アンサンとパジュ、ヤンピョンの3か所があります。ここには、欧米の街がそのまま再現され、英語を使って様々なプログラムが体験できる英語学習テーマパークとして人気があります。」

この表記にはいささか事実誤認があります。

まず、韓国政府が初めて英語村を作ったのは、アンサンの2004年ですが、私が合宿制英会話学校ランゲッジ・ヴィレッジを開校したのも2004年です。したがって、「発祥はお隣の国・韓国」というのは少し心外です。

そして、実はアンサン英語村は不人気から2012年に廃業しており、ヤンピョンも同じく経営難から民間委託が行われており、委託契約終了後については未定とのことです。そして、私も実際に滞在し、英語研修を受講したことがあるパジュについては、つい先日、京畿道と教育部など4機関が英語村を廃止して、創意的人材養成機関に変える協約を結んだとのことです。

詳しくは、こちらのの記事を参照してください。

やはり、これらは、「英語を使う場所の提供」というソリューションについての本質を見誤った結果だと思います。

「英語を使う場所の提供」のために、「欧米の街並み」の再現などというハードに何十億もかけるという意思決定は、この本質を見抜いた人間のすることではないからです。

とはいえ、著者が提供するコストをかけずに英語環境を享受するための情報提供は非常に有益だと思いますので、この点については指摘をしつつも、ご紹介させていただきました。