【書籍名】　Newsweek 2013年 2/5号 

【出版社】　阪急コミュニケーションズ

【価格】　　￥450 ＋ 税

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ランゲッジ・ヴィレッジの生徒さんの関心事はもちろん英語学習にまつわる分野に集中しますが、その次に集中する分野は転職、特に「外資系」への転職にまつわるものです。

私としては、英語学習に関しては、根拠に基づいて的確なアドバイスを自信をもって提供することができますが、残念ながら「外資系」についての知識はほとんどありませんので、そのような方々に応えられる良い情報はないかと思っておりました。

しかし、この手の情報というのは、個別の企業・および転職者の事情に大きな影響を受けますので、なかなか書籍のような形で体系的な知識としてまとめても臨場感に欠けてしまうことは確かです。

それに対して、「雑誌の特集」という形の切り取り方であれば、その個別の事情も含め、かなりリアルに近い情報が得られるのではないかと思い、読んでみました。

実際、読んでみると、やはり私たち日本人の「外資系」に対する漠然としたイメージとはかけ離れた姿を垣間見ることができました。

もちろん、「外資系」とはいっても、この特集で取り上げている職種が確実に一定水準以上の「ホワイトカラー」であることが前提ということはあるかもしれませんが。

例えば、「外資系は個人主義が徹底しているから上司との関係が楽ではないか」とか「契約が徹底しているから時間外労働などあり得ないのではないか」とかいったイメージは真っ先に吹き飛ばされてしまう内容でした。

「稼ぐ」という部分に徹底的にフォーカスする以上、結果を出すためにはどんな努力も惜しまない日本人顔負けの「根性」も併せて必要とされるということに、当然のことではあるかもしれませんが、はっとさせられました。

とは言え、この特集もあくまでも「個別の事情」の範疇であるという視点を持ちながら参考にする必要はあると思います。

文責：代表　秋山昌広