日本人と英語

語源を大切に

2019年4月21日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「英語に強くなる本」からいくつかテーマをいただいて書いていますが、第三回目のテーマは、「語源」の重要性についてです。

語源については、書籍紹介の#191で紹介した「語源図鑑」のヒットが記憶に新しいですが、実は1961年出版の本書にしっかりとその重要性と有用性が書き記されていました。

その部分を以下に引用します。

「数を示す接頭辞も覚えておくと便利です。septは『七』を表す接頭辞ですが、ではなぜSeptemberは7月ではなく9月なのかと疑問を持たれるでしょう。古代ローマではMarchが年のはじめであったのが、後にJanuaryとFebruaryが前に加えられたため、順送りになったのです。ついでに申し上げますと、Julyはジュリアス・シーザーの生まれた5月を、Augustはローマの初代皇帝アウグストゥスの生まれた6月を記念したものです。これらも二カ月ずつ後へずれました。octは『八』です。ですから、なぜ八本足のタコがoctopusで10月がOctoberなのかが分かります。そして、novは『九』でDecaは『十』も同じ理由です。(一部加筆修正)」

ちなみに、本書には書かれていませんでしたが、それ以外の月の名前についても気になって調べました。

その結果、このようなサイトを見つけましたので是非ご覧ください。。

語源を大切にすべきとの考えが重要だという認識は、前出の書籍紹介の#191「語源図鑑」のヒットが非常に長く続いたこともあり、最近になって一般に知られるようになったと思われている方も少なくないと思いますが、実は60年も前にここまではっきりと指摘されていたものだったのです。

私は書籍紹介ブログにおける本書「英語に強くなる本」の紹介文として、

「本書に書かれている例示の多くは、いままで私が生きてきた中で、英語を職業にしている人、そうでない人に関わらず、ある年齢以上の方々によって、何度も何度もいわゆる「こぼれ話的」要素としてこれ見よがしに披露されてきた。(中略)そのころ少しでも英語に興味があった今のおじ様、おば様たちは、みんなこの本を読んでいたんだ!ということに私は、気づかされたのです。」

という指摘をしました。

ですが、私がこのブログでこのような指摘をしていることは、まさに「そのころ少しでも英語に興味があった今のおじ様、おば様たち」がやってきたことと全く同じことをしているわけです。

古典というのは、「時代の風雪に耐え、それでも生き残った価値ある」文化遺産だと言われますが、私自身このように自分のブログで披露したいという欲求に抗うことができないということから、まさに本書は古典そのものなんだろうと思います。