日本人と英語

なぜ「over(越える)」が「終わる」になるのか

2022年3月1日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「英語の前置詞使いわけ図鑑」から前置詞の「意外なイメージ」について書いていますが、第七回目のテーマは「over」イメージについてです。

前置詞としての「over」のイメージについて不安がある方は多くないはずです。

「Jump over the river のようにあるものの上方を弧を描くように端から端までを『超える』のがコアイメージですが、bridge over the river のように静止した状態を表すこともできます。また、『超える』という意味で He is over fifty years old. のような数字にも利用できますが、厳密に言うと『超え』ているわけですから『51歳以上だ』ということになります。」

という具合にほとんどの方が正しいイメージを既にお持ちかと思います。

このように、前置詞に関しては「in 」「on」「at」といった超基本的なものの方が実は内容的により深いイメージを持っていると言えます。

今回はこの前置詞「over」そのものに加えて、そこから派生してできた形容詞「over」についても考えてみたいと思います。

以下に本書より該当部分を引用します。

「前置詞の後に特定の期間をおいて over the summer vacation で『夏休みの始まりから終わりまで』⇒『夏休みの間ずっと』となります。The party is over.(パーティはおしまい。)のように形容詞として使う場合は、端から端まで、つまりパーティーの始まりから終わりまで通過するイメージで『終了』を意味します。」

なるほど、基本的なものであればあるほど疑問に思うスキが見当たらないものだということがよく分かります。