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レアジョブさんの本質を突いたサービス

2016年3月6日 CATEGORY - 代表ブログ

customer support phone operator in headset, with blank copyspace area for slogan or text message, over grey background. Consulting and assistance service call center.

皆さん、こんにちは。

英語業界における、とても本質を突いたサービスに関する業務提携のニュースを目にしました。

それは、フィリピン英会話最大手のレアジョブさんと受験対策添削指導で有名なZ会さんの業務提携です。

この両社に関しては、この業務提携以前からいいサービスをしているなと思っていました。

具体的にZ会さんには、私自身、中学高校の約5年間通信添削でお世話になっておりました。 また、レアジョブさんに関しては、その本質的なサービスを非常に高く評価しておりました。

と言いますのも、ランゲッジ・ヴィレッジのサービスとは一見すると全く異なるものですが、ランゲッジ・ヴィレッジの合宿は、徹底的に凝縮した「英語を使う環境」の提供であるのに対し、レアジョブさんのそれは、オンラインレッスンという徹底的に低コストで、好きなときにいくらでも触れられる「英語を使う環境」の提供であると考えられ、どちらもその本質は、今までの日本では得ることができなかった、「まとまった英語を使う環境の提供」です。

実際に私たちのHPにおいて 以下のような記述 をしています。

「(オンライン英会話は、)ランゲッジ・ヴィレッジが提供していない仕組みとしては最も費用対効果が高い革新的な英語学習だと評価しています。まさに、在宅教材の取り組みやすさと、英会話スクールの実際に英語を道具として使用する機会とを組み合わせた優れた仕組みだと思います。コンセプトとしてはその圧倒的な低価格によって、頻度の低さという英会話スクールの弱点を克服するというものです。」

そんな、「いい会社」の二つが手を組んでの新しいサービスとは、「Z会が英語の教科書を提供している中学・高校に対して、その教科書に準じたオンライン会話レッスンをレアジョブが提供していく。」というものです。

私は常々、現在の学校教育におけるALTの活用の仕方では、絶対に目標である「使える英語」を身につけさせるようにはならないと考えてきました。

というのも、文法重視から会話重視に舵を切った学校英語の象徴的存在であるALTは、一人で何校も掛け持ちして担当せざるを得ず、またその教務管理も各学校任せとなっています。

そのため、教科書で学ぶこととの連携がうまく図れないばかりか、コミュニケーションとは名ばかりの一方的な授業に終始してしまい、ALTは、時々学校に現れる「外国人のお兄ちゃん、お姉ちゃん」の域を出ないものとなっているからです。

私は、この問題を解決するためには、日本人教師による授業は従来通り、文法を重視した体系的なものとする一方で、その知識を基に実践的な会話力を身に付けることを目的として、優秀なフィリピン人を大量に雇用し、最低でも各学校の生徒10名に一人くらいの割合で、英語を使用する機会を提供できるような仕組みにするべきだとずっと考えてきました。

現在のALTのために負担している金額を考えれば、上記のようなことを実現することは可能だと考えられるからです。

しかも、今回のレアジョブさんとZ会さんとの業務提携によって実現するサービスは、実際に彼らを国内に招聘することなくオンラインで対応することができる分、それ以上にコストを削減、もしくは各学校の生徒10名に一人ではなく、極端な話、一対一でも対応が可能となる可能性だって出てくるのではないかと思います。

本当に、革新的で意義のある事業提携だと期待しています。  

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