糖質制限開始から1年
2020年11月23日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
昨年の11月13日に糖質制限を開始してから一年が経ち、開始のきっかけとなった会社の健康診断の結果が今年も通知されてきました。
その結果発表の前に、温まりやすくて冷めやすい性分の私が、この一年間にわたって宣言どおり糖質制限生活を継続できていたかどうかについての報告をしたいと思います。
前回の記事にて、その時点(開始から47日)での私の糖質制限の実態を以下のように伝えました。
「基本的には、ほぼ確実な糖質制限(炭水化物抜き)を行ってきました。その上で、「一日三食、ほぼ時間通りにおなかいっぱい」。また、お酒についても、禁じられている糖質の多い醸造酒であるビールや日本酒は一切やらず、醸造酒の中でも比較的問題ないとされるフルボディの赤ワインと蒸留酒であるウィスキーのみをいつもと変わらぬ量(いつもはビールと日本酒党だったのでそれをそのまま変更)を飲みました。ただし、この47日間の間には結婚披露宴や身内の誕生日の祝いの席をはじめ12月ということで夜遅い酒席などもあり、腹100%を軽く超える量を食べた日も、また夜遅くまで赤ワインとウィスキーではありますが、糖質以外のおつまみとともにいただいた日もかなりありました。」
開始から47日目の結果は、「体重の減少は5kg」でした。
次に、その時点から最終的な私の糖質制限の実態を正直にお伝えします。
「やはり、意志薄弱な私にほぼ確実な糖質制限を継続することは難しく、方針を数か月後には変更せざるを得ませんでした。具体的な変更としては、炭水化物全般ではなく、自宅で白米を白米として食べることだけを制限することにしました。ですから、パンや麺類はOK。しかも、色のついたチャーハンや五目御飯、ルーをかけて食べるカレーもOK。外食では出てきた白米もOK。その上で、同じように「一日三食、ほぼ時間通りにおなかいっぱい」。これを白状すると、ほとんどの人に完全にアウトじゃないか、と言われるのですが、しかし、自宅でのみとはいえ、焼き肉やすき焼きの時にも白米を食べないという制限は私にとってはすごいことなのです。そして、アルコールもビールや日本酒もOKだけど、量を1杯、1合まで、週に2日程度とすることにしました。」
その結果は、「体重の減少は4.5kg」、つまり前回報告の5kgからすこしだけ減量幅が減っただけいうことで自分としてはまあまあの評価。
そして私が糖質制限を行うきっかけとなった脂質異常(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール)以外の「血圧と血糖」の数値はまだ赤字で表示されてはおりますが、大幅に改善され、あと少しで基準値のところまで下がりました。
また、アルコールの摂取の絶対量を減らしたことが功を奏し、圧倒的に悪かった肝臓の数値もまだ赤字で表示されてはおりますが、あと少しで基準値のところまで下がりました
しかしながら、脂質異常(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール)のうち、HDL・LDLコレステロールは若干の改善が見られたものの、中性脂肪だけがかなり悪い状態からさらに1.4倍悪化していたのです!
これには大きなショックで、それ以外の数値の改善に対する自分自身の評価をすべて吹き飛ばすインパクトがありました。
この原因については、「白米を食べない」ことと「一日三食、ほぼ時間通りにおなかいっぱい」の組み合わせにより、白米の代わりに肉中心のおかず自体でおなかを膨らませていたからではないかと考えています。
人生は甘くない。
糖質制限は「血糖」には明らかに効果大ですが、「脂肪」には効果がないというか、むしろ悪影響を及ぼす結果が少なくとも私には出てしまいました。
この結果は以前ご紹介した書籍「炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません」の以下の解説とは話が違ってしまっています。
「人間が太るのは、細胞に吸収されなかったブドウ糖によって上がった血糖値を下げるために、余ったブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞にストックすることであって、口から摂取した脂肪がそのまま体につくという単純な話ではない。」
私がこのような不完全な形でも糖質制限を諦めずにやってこれたのは、「白米を食べない」ことと「一日三食、ほぼ時間通りにおなかいっぱい」の組み合わせだったからで、この二つは私にとって切っても切り離せない大切な組み合わせでしたから。
ただ、結果はゼロではなかったわけですから、次の一年は、「自宅で白米を食べない」の維持と「おなかいっぱい」の部分のできる限りの制限を自分に課したいと思います。
来年の報告をお約束することがそのモチベーションになると信じて。