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「糖質制限食」はじめました

2019年11月18日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日(2019年11月13日)、毎年恒例の健康診断を受けてきました。

社会人になった年に受けはじめ、その結果は、毎年必ず中性脂肪、HDL・LDLコレステロールの数字がコンスタントに悪化するというものでした。

いわゆる「脂質異常症」という診断を受けはじめてからすでに10年以上が過ぎていますが、それら以外の数値には全く問題なかったので、これらは私の体の「個性」だとしてほとんど気にせずに暴飲暴食の限りを尽くしてきました。

ところが、この41歳になろうとする今年度の検診では、上記の数値に加えて血圧と血糖にも問題が生じることとなり、遂にお医者さんの問診時にイエローカードを突き付けられてしまいました。

お医者さん曰く、

「中性脂肪、HDL・LDLコレステロールの数字が悪いのは体の潜在的なダメージを表すという意味で『間接的』な警告でしたが、今回血圧と血糖の数字にまで表れ始めたということは、『直接的』に血管にダメージが現れたと考えられます。つまり、20年かけて蓄積したボディーブローが、ついに今年、結果を出し始めたと認識するべきで、このままだとそう遠くない時期に少なくとも血管系の病気と無縁ではいられないと思うべきです。」

とのこと。

実は、昨年度も同じお医者さんに、「糖質制限食」を試してみるように勧められたのを、軽く受け流してしまったのですが、彼はそのことを覚えていて、「今年はあなたの命を守るために本気で指導します。もし、私の説明だけでは理解されないのなら、この本を読んで決めてください。」とまで言われてしまいました。

その本が今回ご紹介する「炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません」です。

本書の内容を以下に要約しますが、医学的なことなのでどこまで要約してよいのか私としても心配がありますので、この内容にご興味を持たれ、試してみる気になった方は必ず、ご自分でもお読みいただいた上でお試しいただくことをお勧めいたします。

「人は炭水化物をとると腸から吸収されブドウ糖が血管の中を流れることになる。これが、血糖値があがるということ。そして、そのブドウ糖は全身の細胞まで到達する。その際、膵臓から分泌されるインシュリンというホルモンが細胞内へアクセスするためのカギの役割を果たす。このインシュリンが出なくなったり、出てもこの鍵の役割を何らかの理由で果たせなくなることが、いわゆる『糖尿病』。そうなると、糖がいつまでも血中にあり続けることで血液がドロドロの状態となり、血管を傷つけることになる。このことが、脳梗塞、心筋梗塞の原因となり、また、使われなかったインシュリンは、それ自体が細胞組織を成長させる働きがあるので癌の増殖を助けてしまうことにもなる。糖質制限食は、血糖値をあげないようにブドウ糖に変化する炭水化物を極力排除した食事だ。そうなると、人間はエネルギーがなくなって生きていけないように思われるが、実は私たちの体にはブドウ糖のエネルギーシステム以外にもう一つ、脂肪を材料とする脂肪酸のエネルギーシステムがある。というか、人類の歴史を考えれば、むしろこちらのシステムの方がメインシステムであると考えるべき。なぜなら、人類700万年の歴史のうち、炭水化物を口にするようになったのは、早く見積もってもたったの1万年前に過ぎないからだ。ただ、脳についてはブドウ糖システムがメインシステムとなっており、ブドウ糖が不可欠となる。そのためブドウ糖がなければ、糖新生といってたんぱく質をブドウ糖に変換する仕組みを持っている。その際にはエネルギーが必要となるのだが、そのエネルギーが脂肪酸によって生成されるから肥満が解消されることになる。そして、これが非常に不思議なことだが、炭水化物以外の動物性脂肪を含むあらゆる栄養素についてはどれだけ食べても肥満にはつながらない。なぜなら、人間が太るのは、細胞に吸収されなかったブドウ糖によって上がった血糖値を下げるために、余ったブドウ糖を中性脂肪に変えて脂肪細胞にストックすることであって、口から摂取した脂肪がそのまま体につくという単純な話ではないからだ。人類は、農業を発見し、炭水化物を安定的に作り出せるようになってからよりも、狩猟採集で『糖質制限食』だった歴史の方が長いことからも、このエネルギーシステムの方がむしろ本来的でメインのシステムであることが分かる。」

これを読んだら、今年こそはこの「糖質制限食」を試さない手はありません。

早速その日から始めたのですが、まだ数日しかたってないのに早速体重が一日平均0.5kgずつ減っていますし、血圧も健診時と比べて安定しています。

そして、何よりもこれだけの結果が速攻で出ているにもかかわらず、炭水化物以外はおなか一杯食べてもいいということなので思ったより「悲壮感」がなく続けられています。

正直、食事のバリエーションが減って寂しく思う気持ちはありますが、それは贅沢というものです。ただ、外食時とか他の人がおいしそうにチャーハンやラーメンを食べている時の自分の身の振り方が心配ではあります。(笑)

私が、自分の健康状態という個人的なことをこのブログに書いたのは、このようなことが重なった時に心が折れないよう、自分自身が継続するためのいいプレッシャーになればと思ってのことです。

ですので、今後も時々結果についてお知らせできればと思いますので、笑ってお付き合いいただけると嬉しいです。

 

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