舌の根も乾かぬうちに、、、
2013年2月28日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
前々回のブログでマクドナルドの原田社長のことに触れました。
そのときは、マクドナルドの快進撃についての内容で、その原動力がまさに原田社長の改革にあるとお伝えしました。
その、まさに舌の根の乾かぬうちにマクドナルドの「不振」が新聞等で騒がれています。
なんという、激動、なんと言う諸行無常、まさに一寸先は闇です。
マーケットは常に戦場と一緒、一瞬でも気を抜けば、やられてしまう。そんな恐ろしさを教えられた気がします。
最近、「マクドナルドが高くなった」という意見が若い人の中に多くなってきたようですが、実際には値上げは行われていません。
牛丼チェーンなどは苦しみながら、低価格戦略を継続しています。
300円あればおなかいっぱいになることができます。
つまり、敵と比べて相対的に高くなったと感じられているようです。
また、新聞によるとマクドナルド苦戦の一因は東日本大震災以降の消費行動の変化にもあるようです。
朝方の人が増え、夜は自宅で食事を取るケースが定着。そのため、敵は他の外食産業だけでなく、コンビにであり、スーパーマーケットということになります。
今まで、デフレの中でマクドナルドが優位にビジネスを進められたのは、原田社長が掲げた「バリューフォーマネー」つまり、費用対効果の意識を高めたからです。
しかし、今後は、「バリューフォータイム」=時間価値の意識も高める必要が出てきたと原田社長は分析しています。
何とか、夕食需要をマクドナルドに取り込みたい。
消費者の購入動機の分析を進めるとしています。
今回は、敵が消費者の「行動変化」であるので今までとはかなり違った「改革」が必要となるのかもしれません。
前回のブログで伝えた原田社長の考え方が思い出されます。
『「戦略」が立てられた時にはそれは、正解でも不正解でもなく、それを「しぶとく」「成功するまで」踏ん張ることで初めてその戦略が正解となる』
まだまだ原田社長の最前線での戦いは続くようです。