アフリカ少年が日本で育った結果 #190
2018年9月3日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【著者】 星野ルネ
【出版社】 毎日新聞出版
【価格】 ¥1,000 + 税
【購入】 こちら
日刊ゲンダイにて取り上げられていた星野ルネさんの「日本人は人づきあいにコストをかける」の記事にて紹介されていた著書です。
本書は、英語学習書ではありませんが、このブログの最近のトピックスである「国際化」に必要なマインドとは何かを、体感的に理解させてもらえる素晴らしい教材であると思いました。
今までこのブログで紹介してきた国際化に関する書籍は、研究者が客観的な情報に基づいて書かれたアカデミックなものがほとんどでした。
その意味でそれらは、教科書的なものであったと思います。
それに対して、本書は「漫画」という体裁をとっていますし、アカデミックなバックグランドを持たない一「アフリカ少年」の経験談をまとめたものですので、教科書としては扱うことはできないと思います。
ですが、日本という今まで長い間他文化との交流が極端に少なかった国に、遠く離れた存在として飛び込んだ「アフリカ少年」が体験した「文化の衝突」の生のリポートは、「国際化」の副読本として非常に大きな価値があると思いましたので、紹介させていただきました。
文責:代表 秋山昌広