【書籍名】　英語の新常識

【著者】　　杉田　敏

【出版社】　インターナショナル新書

【価格】　　￥800 ＋ 税

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本書の著者は1987年からNHKラジオ講座「やさしいビジネス英語」（途中から「実践ビジネス英語」へ改題）の講師を実に30年以上にわたって務められた杉田敏先生です。

杉田先生に関しては、かつてこの書籍紹介ブログにおいても「英語の達人 #43」という著書を紹介しています。

今から30年前と言えば、私がちょうど今中学生になろうとしている我が子と同じくらいの年齢のころですが、ちょっと想像してみます。

そのころに市井で話されていた「普通の会話」と現在私たちが生活の中でしている「普通の会話」を比べたらどんな違いがあるだろうと。

インターネットの普及、グローバル化の進展等々によって生活の様式は一変しました。そして当然のことながらその生活様式の変化に伴って「普通の会話」も変化しているはずです。

その変化を連続して受け入れ続けている私たちはそのギャップの大きさをあまり実感することはできませんが、現在私たちが生活の中でしている「普通の会話」を30年前の私たちが突然聞いたとしたら、それはとても「普通の会話」とは受け取らない可能性が高いことは想像に難くありません。

それは日本語に限らず当然ですが英語でも同じことです。

本書の趣旨がよく分かる説明が本書の冒頭にありましたので引用して本書の紹介とさせていただきます。

「すべての言語は変化します。英語においても、タブーとされた単語がそうではなくなったり、造語や新しい言い回しが生まれたりもします。本書では、この三十数年間に起こったいろいろな社会現象が現代英語に与えた影響を中心に、英語の新しいルール、新しい常識を考察してみます。」

非常に興味深い一冊です。

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