今まではなんだったの?
2011年8月2日 CATEGORY - 代表ブログ
皆さん、こんにちは。
節電、節電、そして節電という節電の嵐が吹き荒れる日本の夏、今年はいかがお過ごしですか?
例年だったら、ありとあらゆるお店、特に銀行の待合場所がギンギンに冷やされていて、どんなに暑い中を歩いても、なにかしらの建物に入れば一瞬にして冷やしてもらえました。
しかし、今年は、どんな店に入っても、外とそれほど大差ない、ゆえに汗は店の中でもとまらない・・・という状態です。
でも、私個人的には意外に、快適?そんなに苦じゃない?と心ひそかに思っていましたら、実際には個人的な感覚ではなく、主流的な感覚だったのかもしれないという報道がありました。
朝日新聞のニュースサイト7月31日の記事の一部抜粋
『7月1日から車両内の冷房の設定温度を2度上げて28度にした近畿日本鉄道は、例年なら苦情の半数を占める「冷房車が寒すぎる」という女性客の声が激減した。その分、「暑い」という苦情が増えるかと思いきや、意外にも昨年並み。「ホームや待合室の冷房は節電のためオフにしているので、多少温度は高くても、冷房の利いた車両は涼しく感じるのでは」 』
過剰サービス、消費者が求めていないものをよしとして提供し続けていたことに気づかなかった、気づいていても、過剰サービスができる企業であるということを主張する・・・いろいろと理由はあるでしょうが、なんというエネルギーの無駄遣いだったのでしょう。
私自身、今年はいまだに夜エアコンを使っていません。
その代わりに扇風機を使っていますが、それだけでも夜中に寒くなって、消してしまうくらいです。
視点を変えることは難しい。
何かとてつもなく大きな出来事が起きなければ社会は視点を変えることができない。
しかし、一旦視点さえ変えてみれば、結局「今まではなんだったの?」です。
であれば、われわれは意識的に視点を変えることを習慣づけることで、世界的な動きにまで発展させ、世界の環境を救える可能性も出てくるのではないかと、ふと思ってしまいました。
そんなこんなで、また今日も、エアコン不使用継続記録を更新すべくがんばります。