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大阪イングリッシュ・ヴィレッジに行ってきました

2018年8月6日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

先日、家族旅行で大阪に行ったついでに大阪イングリッシュ・ヴィレッジに寄ってきました。

場所は、ショッピングモールの一区画の1~2階を贅沢に使い、考古学者、ホワイトハウス、料理教室、レストランなど様々な職業シチュエーションのセットを用意し、一人の外国人講師がついて30分の英語体験をするというものです。

うちの三人の子供は、恐竜が大好きなので考古学者として恐竜の骨の発掘作業を即決しました。

授業が始まると、冒頭の10分程度をかけて、トリケラトプス、ステゴサウルス、ブラキオサウルス、ティラノサウルス」の模型を使いながら、それぞれの特徴を説明します。

恐竜が好きなうちの子供たちは、講師が「What’s this?」と聞いた時に、「トリケラトプス!」と答えたい気持ちをぐっと抑えて、ほかの誰かが答えるのを待つという何とも情けない表情をしていました。

誰も答えないと判断した講師が滑らかな英語で「This is a triceratops.(トライセラトップス)」と言った瞬間、微妙に違うその言葉に恐れをなすとともに、発言しなくてよかった~というような安堵の表情を浮かべていて、親としてはなんとも複雑な気持ちになりました。(笑)

私は子供達には英語を一切教えていませんので、それはそれで当然ですが。

実は、私はかつてこの施設について、今年9月にオープンする予定の東京都の英語村と併せてこのブログにて記事を書きました。

記事を書いたのが2014年ですからもう4年も前のことですが、その記事の中で私は以下のように指摘しています。

「私たちランゲッジ・ヴィレッジやこの東京都や大阪府の計画が実行に移されたらできるであろう施設もその役割は『英語を使う機会の提供』です。そこでできることは、学校教育によって築きあげられるはずの『文法』『語彙』などの英語の基礎を前提としたうえで、それらを『活性化』させることで『英会話ができる』ようになるという効果が顕在化するだけのことです。」

実際に子供たちを体験させてみて、この施設は、「英語を使う機会の提供」という目的ではなく、まったく英語に触れる機会がない子供が、「英語に触れる機会」を得ることで、英語に親近感を持つことを目的としているととらえるべきだと思いました。

東京都の英語村が、こちらと同じような「英語に触れる機会」を提供する施設にとどまるのか、それとも「英語を使う機会」を提供するものになるのか、是非見てみたいと思いました。