【書籍名】　英語コンプレックス粉砕宣言

【著者】　　鳥飼玖美子　齋藤孝

【出版社】　中公新書ラクレ

【価格】　　￥840 ＋ 税

【購入】　 　 こちら

本書は、私が尊敬する日本語教育学者である齋藤孝先生と、同じく尊敬する英語教育学者である鳥飼玖美子先生との二人による私にとっては奇跡のような対談を書籍にしたものです。

鳥飼先生は、あくまでも本質論をどこまでも突き通す、そして決して自分に嘘がつけないタイプの学者さんで、だからこそ私は尊敬し、ずっとウォッチしてきました。

それに対して、齋藤先生は国語という分野を核としながらも幅広くベストセラーを生み出し、世の中の大勢を巻き込む能力の非常に高いタイプの学者さんです。

この二人が「日本の英語」のあり方について真剣に議論をした結果、非常に大きな成果物が見出されたように思います。

それは、今まで一貫して「小学校英語は必要ない」として批判し続けてきた鳥飼先生をして、「でも始まってしまったのなら仕方がない。ならばそれを活用しよう。」と言わしめ、制度として決定した以上、その中で最も効率的・効果的な方法論を導き出そうという姿勢に向かわせたということです。

ずっとウォッチしてきた私には、鳥飼先生の今までにない反応は非常に新鮮に映りました。

関連ブログ＃1

関連ブログ＃2

関連ブログ＃3

関連ブログ＃4