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雲南省のバステロ

2008年7月27日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

もうすぐ北京オリンピック開幕ですね。

先週われわれチャイニーズエキスプレスの中国人講師の出身大学のある雲南省の昆明市でバス二台が爆破されるというテロ事件がありました。

最近になって、イスラム勢力による犯行声明が発表され、北京オリンピックという世界が中国に注目する時期を狙って、新疆ウイグル自治区の独立を求める活動の一環であることがわかってきたようです。

雲南省というのは少数民族の多い省で有名です。そのような場所にて行動をおこすことで、イスラム以外の民族に対しても刺激を与えるという意図もあったのでしょうか?

中国の共産党中央政府の中央集権にはいつかは破綻がおとづれるのではないかという議論はずいぶん前からありましたが、経済の急激な発展によってある意味懐柔されてきたところもあるかもしれません。

しかし、この高度な経済発展は地域格差という問題には解決どころか,より一層の格差を生み出し、不満を大きくさせてしまっているようです。

あまりにも大きな国土と人口、そして民族の問題を抱える中国では日本の高度経済成長期のようなわけにはいかず、相当な政治、経済手腕が指導部に問われることとなるはずです。

その第一試練がこの北京オリンピックではないでしょうか。

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