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プレジデント2024年3/15号 #310

2024年3月6日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 プレジデント2024年3/15号

【出版社】 プレジデント社

【価格】  ¥764+ 税

【購入】   こちら

数ある経済系雑誌において長らく英語学習関連の記事が取り上げられなかった「英語暗黒時代」ともいうべきコロナ禍を経て、このように丸ごと一冊「英語関連」の号を目にすると本当に平和だなと感じてしまいます。

「9割は要領!自宅でできる『英会話』最短上達独学法」という「お手軽」系のテーマ設定もその平和の象徴のように思えます。(笑)

とはいえ、さすがプレジデントさんです。

今回の内容はそのチャラいタイトルネーミングにしただけであって、基本的には飛ばし読みしてしまってもよい内容が続いていましたが、その中で一つこのブログで「伝えるべき」記事がありました。

それは、デジタルハリウッド大学教授の橋本大也氏による「日本にいながらおうち留学!24時間英語漬け勉強法」という内容です。

橋本氏は、45歳の時にそれまで10回以上も挑戦しては挫折を繰り返してきた英語学習に再挑戦し、たった1年半でTOEICのスコアを300点以上伸ばし、英検一級にも合格したという経験を持っているのですが、その際に行った学習方法のうち最も効果があったのが、「英語で生活する」という学習方法だったそうです。

この「英語で生活する」という環境の提供をビジネスにしているのがランゲッジ・ヴィレッジなのですから、私は基本的にこのことについてなんら驚くべき要素を見つけることはできませんし、いたって当然のことと思っています。

ただ、本ブログでこれを「伝えるべき」記事としたのは、この記事には次のような記述があったからです。

「最も大きな期待ができるのは、絶対に間違えてはいけないことを英語化することです。例えば、絶対に間違えてはいけない企画書や提案書を全て英語で作成します。日本人の相手に提出する際には、翻訳ツールで逆に日本語に訳します。(中略)ここまで徹底するためには覚悟を決める必要があります。『英語ができるようになったらいいな』という程度では本当に少しずつしか伸びません。私は最後の挑戦にあたって『今後の人生は2か国語を使う。日本語と英語の比率を半々くらいで生きていく』と決めました。」

「お手軽」系のテーマ設定の中に、思いがけずこのキラリと光る「本気(マジ)」系の記事を発見した私は、かつてアメリカ留学のホストマザーに「家の中では英語以外の言語は一切許さない、『熱っ』とか『痛っ』とか反射的な言葉すら許さない」と告げられたことをを思い出しました。(それがランゲッジ・ヴィレッジの発想につながりました)

 

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