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諸行無常

2013年5月13日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

無敵だと思われていたアップルに陰りが見えてきたのでしょうか?

このような記事がありました。 こちら です。

「iPhoneの販売が減り、利幅の小さい製品の販売が増える中、アップルの粗利益も減少。今年1-3月(第1四半期)の粗利益率は37.5%と、前年同期の47.4%から縮小した。」

アップルは、「i-phone」「i-pad」等、その革新的な商品力で携帯電話会社(キャリア)主導だった携帯電話の販売主導権をメーカーである自身の手にしました。

それによって、日本でいえばNTTドコモ、中国でいえばチャイナモバイルという圧倒的な力を持つキャリアに対して理不尽ともいえる条件を付きつけました。

当然、ドコモも、条件的にもプライド的にも飲めないといって、突っぱねましたが、その間にどんどん二番手三番手のauやソフトバンクに契約者を奪われ続けました。

ドコモの契約者の多くは、『なぜドコモは「i-phone」を導入しないのか?』とものすごいプレッシャーをかけましたがドコモは導入を渋り続けました。

まさに、ドコモには悪夢のような時間だと思います。
 
そして、この状況は今でも進行形ではあります。

私も長い間ドコモを使っていますが、「i-phone」欲しさに浮気をしそうになりました。
 
しかし、残念ながらランゲッジヴィレッジのある場所はドコモ以外がつながらないという外部的な要因によってドコモとの関係がかろうじて継続しているという状態です。

しかし、現実にアップル側の数字としてこのようなことがニュースになってきたということでどうしても「諸行無常」の響きを感じざるを得ません。

圧倒的な商品力は、アップルの「大企業」らしからぬ独創性からくるものだといってもよいと思います。
 
そして、それは故スティーブジョブズCEOの個人的な能力に負うところが大きいと思います。

アップルは、彼の死後、それを組織力でカバーせざるを得なくなりました。
 
すなわち、アップルは「普通の大企業」として戦っていかなければならないということになってしまったわけです。

「諸行無常」の響きに対してどうやって企業努力であがなっていくか、今後も、アップルとドコモの攻防に注視しながら勉強させていただこうと思います。

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