日本語の論理 #159
2017年2月6日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介
【書籍名】 日本語の論理
【著者】 外山 滋比古
【出版社】 中公文庫
【価格】 ¥724 + 税
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一般論としてすら言われる、「日本語は英語をはじめとする欧米の言語に比べて非論理的である。」という評価に真っ向から対抗し、実はそのことは、評価の土台を欧米の言語を基準にしているからそう映るに過ぎないということを明らかにする本です。
日本語に対する様々な思索を通じて、日本語には日本語の「論理」というものがあるということを再認識させられます。
また、同時にその日本語と英語の対比は、英語学習者にとって非常に有益な情報を数多く提供してくれます。
昭和40年代に書かれたかなり古い本ですが、グローバル化が進んだ現代においても決して色あせることのない「視点」がいくつも紹介されています。
その物の見方には感動すら覚えるほどです。
日本人として、自らの母国語を正当に評価するための機会を与えてくれる素晴らしい一冊です。
文責:代表 秋山昌広