日本人と英語

「痛み」に関する表現

2022年11月13日 CATEGORY - 日本人と英語

書籍紹介ブログにてご紹介した「そのまま使える病院英語表現5000」からテーマをいただいて書いていきますが、第一回目は「『痛み』に関する英語表現」です。

通常、医師は患者を前にしたときまずは以下のような質問から入ると思われます。

Do you have any pain or discomfort in your (体の部位)?

それの答えがYesだった場合、患者である私たちは一般的には以下のような「痛み」の表現をすることになります。

(1)痛みの程度の表現

no pain(無痛)→mild(軽い痛み)→tolerable(我慢できる程度の痛み)→moderate(中程度の痛み)→severe(激しい痛み)→worst possible(経験したことのないほどの激痛)

(2)痛みの種類の表現

dull(鈍い)sharp(鋭い)sqeeze(締め付けられるような)pressure-like(圧迫されるような)burning(焼けつくような)tingling(ズキズキするような)prickly(チクンとするような)

(3)痛みの起こり方、持続を示す表現

acute(急性の)chronic(慢性の)momentary(瞬時の)brief(短い)periodic(規則的に繰り返す)intermittent(発作的に繰り返す)persistent(持続性の)

(4)痛みの場所を示す表現

to the hips and buttocks(おしりに)to the thighs(ふとももに*θái)to the lower legs(ふくらはぎに)to the abdomen(腹部に)to the lower abdomen(下腹部に)

(5)痛みの領域を示す表現

superficial(表面的な)deep(深部の)localized(狭い範囲の)generalized(広範囲の)radiating(じわじわ広がっていくような)moving(移動性の)

(6)随伴する症状

poor apetite(食欲低下)shortness of breath(息切れ)cold sweat(冷や汗)nausea(吐き気*nɔ́ːziə)loss of consciousness(意識消失)sensations of rotating(回転する感じ)feeling lightheaded(ふわっとする感じ)feeling groggy(ふらふらする感じ)

痛みのバリエーションとしては、これくらいだけでも覚えておくと英語圏で突然病院にお世話になるようなことになってもある程度余裕をもって立ち振る舞えるような気がします。