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母国語の映画なのに聞き取れない件

2023年8月30日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

日本語の映画で俳優たちが日本語で話しているのに何を言っているのかよく分からず、どんどん音量を上げていき、劇中で爆発シーンなどで突然の大音量でものすごくびっくりさせられることにずっと悩んできました。

最近はもっぱら日本語映画でも日本語字幕が欠かせず、その機能がない場合にはその視聴をあきらめるくらいに字幕が必須となっています。

この悩みは私の個人的なもの(小さい時からどちらかというと耳があまりよくないほう)だと思ってきましたが、このニュースピックスの記事によって、実はそうではなく一般的な問題、しかも日本のみならず世界的な問題だったことが分かりました。

以下、記事を要約します。

「『え? 今なんて言った?』Netflixなどのストリーミング配信サービスで映画やドラマを見ていると、隣にいる妻にしょっちゅうこの質問をすることになる。妻も同じだ。どんなに音量を上げても、俳優たちのセリフは聞き取りにくくなる一方だ。だから最近は、字幕をオンにして視聴している。私たちだけではない。テレビやタブレット型端末やスマートフォンでストリーミング配信された映画を見ると、登場人物の会話は聞き取りにくくなる一方だ。これは、娯楽メディア業界でも頭の痛い問題になっている。調査によると、アメリカ人の約50%、若者に限定すると50%以上が字幕をオンにして動画を見ている。ほとんどの場合、セリフが聞こえないからだ。その理由は、本格的な映画作品の場合、劇場の大型スピーカー向けに会話や効果音が細かく調整されているが、ストリーム配信用にデータが圧縮され、さらに小さなスピーカーやイヤホンで再生されると、「音がつぶれてしまう」からと、制作会社オプティマス(Optimus)の音声エンジニアであるマリーナ・キリオンは語る。テレビの薄型化も影響している。画面を最大化しつつ、ミニマルなデザインにしているため、最近の薄型テレビはおかしな位置にスピーカーが配置されていて、視聴者に音声が届きにくくなっていると、ルイスは指摘する。」

この記事は上記の内容に続けて、だから、①いいスピーカーを買いましょう、②専用アプリを使いましょうという解決方法が示されていました。

①に関しては、特定のスピーカーを大絶賛していましたが、価格が13万円とテレビよりも高いので検討の余地はありませんでした(笑)。

また、②に関しては、アマゾンの「Dialogue Boost」という人間の会話のみ音量を大きくする機能を紹介しており、これは結構いいかなと思って使ってみようとしたら、英語版の一部に適応するのみで日本語音声には対応していないとのことでやはり今後も「字幕」に頼らざるを得ないようです。

悩み解消にはつながりませんでしたが、それでもこの私の悩みが「個人的」なものではなかったことが判明したのが何よりも大きな収穫でした。

 

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