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ネットフリックスの革命

2021年11月8日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

フェイスブックには過去に自分が投稿した記事を何年かぶりに再度自分のタイムラインで流してくれる仕組みがあります。

先日(2021年11月4日)、そこに5年前(2016年11月4日)の投稿として「テレビとインターネットの違い」という記事が表示されました。

その記事の中で私は、

「クロームキャストの出現によって、テレビ業界にとって神聖なる領域であったテレビのモニターすら奪ってしまうことになり、今までの領土侵略のスピードが極端に上がる可能性があります」

というそれよりも2年前の「『未来』の衝撃」という記事に書いた私自身の予想を、

「企画書は読む人との距離が近く、パワポは何メートルかの距離を置いてみるように設計されているのと同様に、インターネットは近くで見るように、テレビは離れてみるように設計されているため、インターネットがテレビ(という箱)を占領してしまうということは起こらないだろう」

として、完全に否定してしまっていました。

しかも、「ブログを長く続けているとこのような社会の変化の予測のあたり外れが分かって面白いということもあります。(言い訳かっ笑)」という皮肉交じりに。

あれから5年たっての状況はこの予想とは全く異なった様相を呈しています。

というのも、我が家の三人の子供、そして韓国のエンターテイメントにドハマりしている女房に関しては間違いなく、ネットフリック(インターネット)にテレビ(という箱)は占領されてしまいました。

そしてこれは平均的な世の中の状況とそう違わないと思われます。

結果として、インターネットがテレビという領土のかなりの部分を占領してしまったわけで、5年前の私の予想は完全に外れました。

しかも、インターネットはインターネットでも、その歴史をずっとけん引してきた覇者グーグルではなく、当時誰もが想像もしていなかった「ネットフリックス」によってなされたのです。

その意味では、インターネットが「動画」に占領されてしまったととらえるほうが見方として正しいのかもしれません。

TVという物理的な箱の占領という次元を通り越しており、まさにこれはネットフリックスによるインターネット革命ともいえると思います。

これから5年後、この記事が再度自分のフェイスブックのタイムラインに流れた時、どんなブログ記事を書くことになるのか、恐ろしい様な楽しみのような、そんな複雑な感じがしています。