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英英英単語シリーズ TOEIC L&Rテスト スコア990 #293

2023年1月18日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 英語を英語で理解する英英英単語 TOEIC L&Rテスト スコア990 

【著者】  濵﨑 潤之輔(監修)

【出版社】 ジャパンタイムズ出版

【価格】  ¥2,100 + 税

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本書は、単語集でありながらその語義を日本語対語訳ではなく英語の語義説明をセットで掲載することで英語のニュアンスをそのまま理解できるようにした「英英英単語シリーズ (初級編/中級編/上級編/超上級編)」のTOEICで満点を目指すハイレベルな人に特化して出版されたものです。

英語で英語を学ぶこと、特に英英辞典の活用については「日本人と英語」ブログでも何度か取り上げてきました。

そして、その記事の中ではその重要さと効果の高さを認めつつも、以下のような弱点とその克服の仕方についてもお伝えしてきました。

「要するに英英辞典は『効果的』であるが圧倒的に『効率的』でないため、多くの人が英英辞典が理想だと分かっていても『長続き』しない。だから普段は英和辞典を使用して、英和では効果が得られないと判断したときだけ英英を活用することでその両立が図れる」

つまり、英語で英語を学ぶという理想の利点と弱点のバランスをとった学習をすべきということでした。

本書のような「英英単語集」もただやみくもに取り組むのではなく、そのようなバランスを考えながら戦略的に取り組むべきかもしれません。

その意味でいうと、この「英英英単語シリーズ 」の中でもおすすめすべきは上級編/超上級編とならんでこのTOEICで満点を目指すハイレベルな人に特化した「TOEIC L&Rテスト スコア990」ということになるのではないでしょうか。

というのも、基礎的な単語には英和的な一般的な単語集で効率よくあたり、その中でその対訳日本語がしっくりこない場合にのみ英英辞書を活用するというのが最も効果的なものになる一方で、TOEICで満点を目指すハイレベルな人であれば、本書での「英語の語義説明」をそのまま受け入れる素養は十分に備わっているはずですし、そのような上級単語ほど「日本語対訳」よりもむしろ「英語の語義説明」のほうが頭に入りやすく残りやすいはずだからです。

例えば、私にとって「eligible」という単語はその対訳である「資格のある」という日本語を何度頭に入れてもすぐ忘れてしまう単語でした。

なんというか、頭に入れるときにどうしても地に足がつかない感覚が確実にあり、結果的に何度も記憶にとどまってくれなかったのですが、本書の「able or allowed to do something」という英語の語義説明はそれに比べると圧倒的に脳に定着した感じがしました。

確実に英語学習の選択肢は増えており、なおかつその質も向上していることを実感します。

 

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