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運気を磨く

2024年5月1日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

前回のご紹介した「死は存在しない」では著者の田坂広志氏による「ゼロポイントフィールド仮説」という概念の説明があまりにも素晴らしかったため、その本の中で紹介されていた著者の別の本を一度に何冊もアマゾンにて購入してしました。

おそらく、瀧本哲史氏の「武器として」シリーズと同じように連続しての取り上げになると思いますが、どうぞお付き合いください。

今回ご紹介するのは、「運気を磨く 心を浄化する三つの技法」です。

まず、前提として「運気」、すなわち「引き寄せの法則」の効果を最大限に高めるためには「無意識」の世界をポジティブな想念で満たすことが最も重要だということです。

それができれば、「ゼロポイントフィールド」に自らを接続できる可能性が高まるからというのがその理由と言えるのですが、「それができれば苦労しない」というのが現実で、基本的にはその試みは失敗するのが常です。

なぜならば、私たちの「無意識」の世界は基本的にネガティブな想念に支配されているからです。

毎日何気なく入ってくるメディア情報は、「ポジティブ」なものは非常に少なく、ほとんどが「ネガティブ」なもので占められており、私たちは毎日気づかないうちに不安感や恐怖心を掻き立てられ、「ネガティブ想念」を刷り込まれています。

このことを「サブリミナル(意識下)効果」と言い、このことが私たちの本来持っている力を委縮させ、その力が十分に発揮されることを妨げるのです。

(例えば、地面にチョークで30cm幅の二本線を引き、その間を歩けと言われてたら何の問題もなく歩けるのに、100mの高さの場所で同じことをしたら足がすくんで全く進めません。これなどは、「高いところから落ちたら死ぬ」というネガティブ想念がデフォルトで刷り込まれている証拠でもあり、それが本来の力を委縮させることの分かりやすい証拠となります。)

このことが、肉体的能力だけでなく、直観力や想像力、発想力や創造力などの精神的能力においても同じように起こります。

つまり、私たちの「無意識」はデフォルトで「ネガティブ」な設定になっているということであり、このことが「人間は生涯においてその潜在能力の数パーセントしか開花せずに人生を終えていく」といわれる所以です。

もっと言えば、世の中で「天才」と呼ばれる人たちは、「無意識」をデフォルトで「ポジティブ」設定にすることで、「潜在能力」を普通の人の何倍も開花させているということになります。

ただ、実際にはそれは簡単なことではありません。

なぜなら、人間の「表面意識」と「無意識」は双極的な性質(電気の+-のように同時に同じ量発生する)を持っているからです。具体的には、表面意識で「俺は成功する!」と自分に言い聞かせると、同じ分量で無意識で「できなかったらどうしよう」という不安が生まれるのです。

そのような性質を持ってしまっている私たちがそれでも「無意識」をデフォルトで「ポジティブ」設定にするためにすべきことは、表面意識と無意識の世界においてポジティブ想念を強く抱くことではなく、表面意識と無意識の世界にあるネガティブ想念を「消す」ことだと言います。

その方法について本書はかなり細かく、そしてかなりスピリチュアルな部分に踏み込んで紹介しているのですが、ここでは分かりやすい事例として「瞑想」による表面意識と無意識の世界にあるネガティブ想念を消す技法を取り上げます。

一般的に「瞑想」と言えば、ヨガや座禅などを実践された方も多いと思いますし、私も座禅を組んだ経験をこのブログで報告したこともあります。

ただ、本書で強く指摘されているのは、瞑想とは「行う」ものではなく「起こる」ものだということです。

つまり人為的な意図によって「する」のではなく、心がふとそう「なる」(無になる)ことを待つ技法。

このことが本質的にどれだけ難しいことなのかは私としても座禅経験からも十分に理解しておりますし、この世に「天才」が限られた数しかいないことからもその通りだと思います。

とはいえ、チャレンジしてみる価値があることもまた事実でしょう。

 

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