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英語「発音記号」の鬼50講 #283

2022年9月21日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 英語「発音記号」の鬼50講

【著者】  米山 明日香

【出版社】 明日香出版社

【価格】  ¥1,900 + 税

【購入】   こちら

日本では、本来「発音記号」は学校英語教育で学習することが「基本」であるとされているのに、9割以上の日本人が「全く分からない」という状況です。

そんな中で、私は「発音」については一定の必要性を感じ、ランゲッジ・ヴィレッジのブログにおいても「発音記号の謎」や「なぜ学校では発音記号を教えないのか」のような記事で取り上げてきました。

また、自ら主宰する「文法講座」において、本講座とは別に「特別講座」の一つとして「たった30分で発音記号を『ほぼ』完璧にする講座」を提供しています。

9割以上の方が「全く分からない」ものを「たった30分で『ほぼ』完璧にする」というわけですから、何やらものすごく特別な技術があると思われるのですが、実は何のことはなく、日本人として「知っている発音」と「知らない発音」をきっちりと区別して、後者だけを集中的に学ぶだけです。

というのも、英語の発音における日本人が「知っている発音」と「知らない発音」は、圧倒的に前者の方が多く、しかも前者はいわゆる「ローマ字」で表されますので、日本人であればほぼ全員がすでにマスターしているわけで、全体の10~20%に過ぎない後者だけに限って学ぶわけですからそんなに大変なことではありません。

実際に、その講座を受講したほぼすべての方が「ほぼ」マスターすることになります。

ですので、本書を読みこまずとも、たった30分の講座およびその後の30分程度のトレーニングを受ければ解決するわけですから、なぜ本書をこのブログで紹介するのかということになります。

その理由は私が今まで何度も口にした「ほぼ」にあります。

まず、なぜ「ほぼ」なのか、それは、一つには帰国子女を除く一般的な日本人には、完全なる発音をマスターすることが不可能であるため、そもそも「完璧」を最初から目指さないから、そしてもう一つが「似たような発音」については一つに統一してしまってシンプルにしてしまっているからです。

こちらが、上記の二つの理由からいくら「効率が悪い(というか絶対に日本語環境の中で育った人間には不可能です)からここまでで止めておくべきだ」と言っても、旺盛な好奇心によって知りたいという欲望を抑えられない方はいるものです。

その様な方には本書はうってつけであると思いますのでご活用いただければと思います。

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