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週刊ダイヤモンド2023年2/11号 #305

2023年11月9日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 週刊ダイヤモンド2023年2/11号

【出版社】 ダイヤモンド社

【価格】  ¥709+ 税

【購入】   こちら

楽天が「英語社内公用語化」を宣言してから早13年。

当初は日本の会社における基本のコミュニケーションツールを英語にするなんてばかばかしいと言われましたが、今ではそのような批判も少数派になりつつあるのを実感しています。

本誌のテーマは、親から子や孫まで3世代、英語と向き合わざるを得ない時代になり、「英語に『逃げ切り世代』なんてない。」という現実を突きつけつつも、学び直しを後押しする「一度覚えたら忘れない」魔法のようなメソッドの紹介だそうです。

このブログをお読みいただいている方にとっては、そんな魔法のようなメソッドはあるわけないと一蹴されることでしょうけど、少なくとも「英語に『逃げ切り世代』なんてない。」という時代になりつつあること自体は実感されていることだと思います。

以下、本誌で紹介されている学び直しを後押しする「一度覚えたら忘れない」メソッドの基本となる考え方のポイントとなる部分を引用します。

「日本は島国で海外からの移住者が比較的少なかったからでしょう。以心伝心や暗黙の了解といった、言葉を省いても伝わる風土があります。なので『ランチは?』『イタリアンで』といったように名詞だけで会話が成り立ちます。一方、英語をはじめとする多くの外国語は名詞だけでは会話が成立しません。動詞を含んだ『文』にして話さなければ伝わらないのです。逆に言えば覚えている単語数が少なくても、その組み合わせは膨大ですから、記憶力を気にする必要はありません。たくさんの単語を覚えるより、文の作り方を身に着けたほうが理にかなっています。」

本誌では、この発想とノーム・チョムスキーの「生成文法理論」を組み合わせながら、次のような解説を加えています。

「『読む・聞く』は脳に対する入力です。『書く・話す』は脳からの出力。入力と出力をつなぐのが文の構造を作る能力、つまり『文の生成力』です。文を認知して、解釈し、想像する。あるいは思考して表現し、創造する。この力がなければ、文の意味を理解することも生み出すこともできません。入力と出力を別々に向上させたところで、文の生成力は鍛えられません。文を自ら作り出す能力をいかに伸ばせるか。そのためには読む・聞く・書く・話すと四つの技能を分けて学習してはいけません。母語と同じように、自然な状態で言語に触れることが重要となります。」

なんだか最後はランゲッジ・ヴィレッジの宣伝文句と同じようになっていましたが、でもそれはその通りなので仕方がないことです。(笑)

ただ、それだけですと雑誌の特集の意味がありませんので、実際に海外留学や国内留学をしてくても、そのような学習ができる具体的な方法として、「書籍」「スクール」「Youtube動画」「アプリ」と幅広く提示してくれています。

 

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