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震災ボランティア活動報告

2011年8月29日 CATEGORY - 代表ブログ

皆さん、こんにちは。

ブログの更新が少し押してしまいました。

といいますのも、先週の木曜日の夜から本日(8/29)朝まで、岩手県に震災復興ボランティアとして瓦礫の処理等のお手伝いに静岡県ボランティア協会を通じて参加させて頂いておりました。

活動場所は、岩手県陸前高田市と大槌町の二箇所でした。

陸前高田を1日、大槌町を2日間というバス中泊2日を含めた4泊5日のボランティア活動です。

どちらも被害もそのすさまじさは報道等で伝えられていましたが、実際に目にする、鼻にする、触れる、体験するのとでは印象が全く違います。

まさに、『壊滅』していました。

被災者の感情を考えて、被災者の特定につながるような写真を撮ることを禁止されておりました。

したがって、報道等により周知されている場所の写真のみをご紹介します。

これは、2日目に活動した大槌町の写真です。

この写真の中央左にある建物が報道により周知されているものです。

この建物はかつて民宿であったそうです。

下の写真(報道)を見ると皆さんお分かりになると思います。

そうです。観光船「はまゆり」が屋上にのってしまったあの民宿です。

一時は、この惨状を後世に伝えるためにこの状態で保存しようとの考えもあったようですが、結局解体されてしまい、現在は一枚目の写真のようになっていました。

その建物は、鉄筋コンクリート作りでしたので形だけは残っていますが、ごらんのようにそれ以外の木造の建物はすべて、コンクリートの基礎だけを残して跡形もありません。

この写真だけ見ると、何もありませんので復興までいったいどのくらいかかるのか想像もつかないように感じます。

今回この大槌町の町長が津波で流され、なくなられたことを受け、町長選挙と町議会戦があわせて行われていました。

この写真にうつっている何もない中の道を選挙カーから一生懸命選挙活動にいそしむ候補者さんを横目で見ながら私たちは作業をしていたわけですが、それも復興への第一歩か・・・と不思議な感覚に襲われました。

これ以外にも、様々な惨状を実際に目にすることで、私の中の東日本大震災への思いも当活動参加前とくらべ明らかに違うものとなりましたが、では具体的に何ができるか、何をすべきかはより一層分からなくなってしまったというのが正直なところです。

それほど、この惨状はすさまじいものがありました。

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