【書籍名】　英語リスニングの鬼100則

【著者】　　米山　明日香

【出版社】　明日香出版社

【価格】　　￥2,100 ＋ 税

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＃283「英語「発音記号」の鬼50講」の自習教材としての完成度が想像以上に高かったことから、著者である米山氏の別の著作を探したところ本書を見つけました。

「発音」と「リスニング」は出力と入力という違いはあれどもどちらも「音声」というなかなか手に取って扱うことが難しい性質のものです。

そのような「音声」に関する取り扱いを「自習教材」という教える側と教わる側の距離が大きい状態を前提とした教材に仕上げることは「文法」などと比べて圧倒的にハードルが高いことだと思っています。

本書の特徴は、「音声学」の知識を利用して、上記の出力（話す）と入力（聞く）を一体とした「話しながら聞く」を訓練するという手法でそのハードルをクリアしています。

その意味で言えば、小西麻亜耶氏の＃253「10秒リスニング」や＃284「10秒スピーキング」とも非常に近いものがあります。

このように英語を独学するための環境は非常に進化していることを実感しており、一昔前に比べて隔世の感があります。

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