おすすめ書籍紹介

英文解体新書 #286

2022年10月23日 CATEGORY - おすすめ書籍紹介

【書籍名】 英文解体新書

【著者】  北村 一真

【出版社】 研究社

【価格】  ¥2,200 + 税

【購入】   こちら

以前に日本人と英語ブログで「語法とは何か」という記事を書いて、「文法」と「語法」の違いについて整理したことがあります。

しかし、その二つだけを取り上げただけでは不十分で、本当は「語彙」→「文法」→「語法」→「英文解釈」→「英文読解」というすべての段階を説明しなければ「整理」したとは言えないのではないかと考えなおしました。

「語彙」についての説明は不要でしょうから「語法」までは説明が済んでいるものとして、残りの二つに関しての良書として本書をご紹介いたします。

まず、「英文解釈」と「英文読解」を簡単に定義すれば、まず前者は「『語彙』『文法』『語法』の知識を総動員して(一つの)文の内容をあきらかにすること」、そして後者は「文の集まりである文章全体を対象としてその趣旨や内容を理解すること」ということになります。

その意味で言えば、中学校三年間で行うことは、「語彙」→「文法」までであり、高校は三年間では「語法」→「英文解釈」→「英文読解」を行っていくのが英語の学習ということです。

しかしながら、著者は高校三年間の学習によって大学受験をクリアできるレベルでは、英語で読書を楽しんだり、英字新聞や英雑誌などを日常の情報取集に活かしたりすることには到底届かないと指摘されており、実際に多くの英語学習者が実感するところでもあると思います。

本書は、大学受験を突破しながらも上記の能力の限界に苦しむ学習者が、そこまでに得た能力を活用しながら取り組むことで、その限界を超えていくことを目的として作られています。

まさに、「受験英語」から「実用英語」への橋渡しのための一冊となっています。

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